キンカメ、種牡馬引退(T-T)

昨日7/9、偉大なる名馬であり、大種牡馬の地位を築いたキングカメハメハが種牡馬引退を発表。

今年種付けを中止していて交配は0のため、今年誕生の当歳馬がラストクロップとなります。

先日の宝塚記念後の回顧などの際に触れた通り、キンカメの直仔よりも孫たちが重賞で奮ってるので、キンカメ系が確立されてくと思いますし、キンカメ後継と言える種牡馬のラインアップも充分。

後継の主軸としては、ロードカナロア、ルーラーシップ、ドゥラメンテ、そして来年以降で種牡馬入り予定のレイデオロ。

ドゥラメンテ以外はSSを含まない血統で、SS系牝馬との交配ができるメリットもあり、キンカメ系はより拡大してくと思われます。

キングカメハメハとは対極的な位置付けでもあり、共に2大種牡馬として2010年代を駆け抜けてきたディープインパクトはキングカメハメハの1歳下の現17歳。

ディープインパクト自身も今年、首の不調で種付けを途中中止。

来年種付けは再開の予定も、キンカメ同様かなりの数の交配をしてるので、17歳と言っても体力やその他の消耗も心配されてくる年齢。

前々からも書きました通り、ディープインパクトはその後継がこれって存在がまだ出てないのが心配材料ではあります。

ディープインパクト系は、その数からもしばらく残ってはいくでしょうけど、後継を残す種牡馬としての視点では、やはりキンカメにあらゆる点で現段階で見劣りするのは確か。

つい先日、初年度産駒がデビューしたキズナが、これまでのDI産駒の中では最後継種牡馬として期待もされてるでしょうけど、個人的にはキズナではそのポジションになり得ないと思ってます。

産駒の競争実績なら上回ってるものの、後継種牡馬の確立という点ではキンカメとなぜこれほどの差ができたか！？

ちなみに種牡馬としてのサンデーサイレンスのシルエットに合わせても、よりＳＳに近いのはキングカメハメハの方。

サンデーサイレンス　12世代の産駒　中央＆海外ＧＩ ７５勝

キングカメハメハ　14世代の産駒　中央＆海外ＧＩ ２５勝　

ディープインパクト　13世代以上の産駒(継続予定)　中央＆海外ＧＩ ５６勝

＊やはりこうして見ても、全12
世代の産駒で、中央以上ＧＩ75勝のサンデーサイレンスは凄過ぎますね(>_<)


ディープインパクトはGI勝利数などの様々な記録こそキンカメの追随を許さないほどの記録を打ち立ててますが、こと後継種牡馬としてだと「この馬がディープの後継だ」って万人が納得する馬がまだ出てない。


キンカメの
ロードカナロア、ルーラーシップ、ドゥラメンテ、レイデオロ

これに対してディープインパクト産駒は、GI馬として種牡馬となってる馬は多いのだが、

リアルインパクト、ディープブリランテ、リアルスティール、ミッキーアイル、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、マカヒキ、アドミラブル、
そしてこれから引退するアルアイン、ワグネリアン、ダノンプレミアム、フィエールマン。

このように数こそ多いものの、現在の種牡馬となってる馬の中では、最高後継という括りとなるとどの馬も正直疑問符付くと思います。

やはり期待値では、まだ競争現役のダノンプレミアム、フィエールマンとなるでしょう！？

しかしその2頭でもディープの最後継かと言われれば、ちょっとちがうかもしれません！？

いくら良質な繁殖牝馬を充てても、少なくとも、キングカメハメハにとってのロードカナロアのような存在にはならないように思います。
(ロードカナロアも、先々はキンカメ最高後継でいるかは、距離適性からもわかりませんが)

やはりディープインパクトにとっての最高後継種牡馬はまだこれから出てくる馬のように思います。

ディープインパクト自身、サンデーサイレンスの最高後継種牡馬となりましたが、ディープインパクトはSSの晩年に誕生して、種牡馬として親子で争うことない状態でもあった。

ラストクロップとなる2006年クラシック世代の1歳上の世代に生まれたのがディープインパクト。

続きは後日へ


＊追記

7/13はあの伝説のチャリティーライヴ
「Live Aid」の日。
1985年から丸34年。
隣町のシアターで、先週から復活上映した「ボヘミアン」
音感上映(爆音ライヴ感覚)で観てきます(^o^)