マイル路線は確たる主役不在

今週のマ イ ル ＣＳ、混戦は確かでしょうし、馬券的にも難しい一戦になりそうです。

ここでの投票予想オッズでは現段階でﾄｰｾﾝﾗｰが１人気、ﾐｯｷｰｱｲﾙが２人気。
脚質は対極な２頭が実際も上位２人気でしょうが、馬場傾向が先週と大きく変わらなければ、最終的におそらく
ﾐｯｷｰｱｲﾙが１人気と予測してます。　この馬には逃げでマークされやすいことや、２００１年改正の古馬と３歳の斤量差１キロへの変更後の３歳の勝ち馬なしも懸念されるでしょう。　しかし先週同様の馬場ならﾐｯｷｰｱｲﾙ有利は否めない気はします。

馬場次第ではﾄｰｾﾝﾗｰという可能性もなくはないのでしょうが、この馬が勝つ＝連覇は個人的にかなりイメージしにくい。　本質2000ｍ以上の馬と見てるのもあり、純たるマイラーには思えず、そんなタイプの馬が
このＧＩを連覇するのは正直疑問です。　過去の連覇馬は当然ながら皆、名マイラー揃い。
このメンツにﾄｰｾﾝﾗｰが名前を連ねるとはどうも思えません。

昨年の当レース勝ちも中距離馬の対応できるペースだったことも大きいのも事実だと思いますし、
今年はﾐｯｷｰｱｲﾙが緩めて逃げても昨年より速め、精々半マイル４６秒強くらいでしょうか！？

仮想で前半４６．２?後半４６．２のイーブン?１分３２秒４としても、ﾐｯｷｰｱｲﾙはこの時計では
もちろんどころか、これ以上の時計で走破する可能性と実力もﾐｯｷｰｱｲﾙにあると思えます。　
ﾄｰｾﾝﾗｰには昨年のようにきれいな追い込みが決まるともイメージしにくい。

当日の馬場があるので想定ですが、１、２人気で取るなら個人的想定１人気のﾐｯｷｰｱｲﾙに現段階ではなりそう。
そもそもこの馬が勝たないと、今年のＪＲＡ賞最優秀短距離馬が該当なしもあり得る！？
スプリントＧＩ馬２頭はどう考えても獲ることはないでしょうし、ここをﾄｰｾﾝﾗｰ、あるいはﾌｨｴﾛが勝っても
その称号は得ないでしょうし、安田勝ちのｼﾞｬｽﾀｳｪｲがﾄﾞﾊﾞｲＤＦと合わせた評価でも最優秀“短距離”馬は
違和感ありすぎます。　さすがに実際に投票する競馬記者等の人たちも、ｼﾞｬｽﾀｳｪｲをこの賞に推すほど間抜けなセンスではないでしょう。

ちなみにＪＲＡ賞はダートＧＩもなく、路線整備が現在ほどなされてなかった昔では、最優秀ダート馬の該当なしは９０年代以前に４例ほどあったはずですが、芝部門の該当馬なしは例がない。
（この場合、特別賞は除きます＝特別なので該当馬なしは頻繁）
もしかしたら今年が賞設立後初の芝部門該当なし。　それがないとは言い切れませんが、普通は該当馬は出ます。　
そうなるとこの部門ﾐｯｷｰｱｲﾙしか居ないんですよねぇ・・・。

馬場も先週と変わってなければたぶんこの馬だと思ってます。