菊花賞です…

いよいよ三冠最終戦、菊花賞がやって来ますね。


実は数年前から感じていたことなんですが、競馬中継が面白くありません。
多分原因は２点、一つは素人向け、人気馬偏重のＭＣと解説者、出演者の能書き。
もう一つは、実況中継のアナウンサーの力量不足なんだと思います。

「全馬スタート！、〇〇が先頭、二番手が▲▲、その後２馬身差で※※、その外に〇番の◇◇、前半の1000ｍ通過は６１秒、直線先頭は〇〇で残り200ｍ、外から◇◇、その外から☆☆…。」
一生懸命なのでしょうが、そんなのテレビで見てれば解りますよ。(--)ﾑ!
プロなら、もう少し想像力を働かせて欲しいものです。


やっぱりオジサン世代には、杉本アナの名調子が懐かしいんです。
もし、ご存知でなければ、是非、杉本アナの実況を色々と聞いてみてください。感動します。
クラシックや宝塚・有馬、ついでに凱旋門賞の実況は杉本さんに是非お願いしたいですね。


ということで今週の菊花賞ですが、僕の記憶に残っているのは２レースだけです。

一つは、ミナガワマンナの勝った８１年の菊花賞。大の御贔屓だったトライアル三冠馬サンエイソロンが大本命でしたが、これまた贔屓のシンザン産駒の初クラシック制覇ということで複雑な心境だったことを記憶しています。


もう一つはミスターシービーの菊花賞です。
掟破りの３角捲りで押し上げて行った時には、淀全体がどよめきました。
直線で先頭に立つと「ミスターシービー、これが三冠街道か！」と杉本アナの名調子。

実はこの戦法、前年ホリスキー、前々年ミナガワマンナで連覇している菅原騎手が「ここから行け！」とレース中にサインを送ったとか、送らなかったとかの逸話も有ります。


今週の菊花賞が僕の記憶に残る３番目のレースに成ること、同日になでしこ賞に出走する火玉男君が優勝すること、出走する全てのお馬さんが怪我無く全力を発揮できるよう願っています。