746件のひとこと日記があります。
2020/03/05 13:43
今週の出走は有りませんので…
今日は何の日?
実はサンゴの日、巫女の日だそうです。(゚ー゚)(。_。)
しかし…
競馬通の人は『テンポイントの命日』と言うでしょうね。
今週は出資馬の出走予定が無いので、徒然に書いて行きます。
お暇のある方は、力を抜いてお付き合いください。m(-_-)m
実は僕、テンポイントの現役時代に競馬見ていませんし、馬券も買っていません。
テンポイントが無くなった87年の春から僕の競馬歴が始まったのです。
白いお馬さんが、一頭だけ集団から遅れてチンタラチンタラついて行くのを見たのが最初です。
「なんだぁこの馬、やる気が有るのか? それとも弱いだけなのか?」
競馬を知らない僕は、マラソンと同じと考えていました。
『先頭集団で耐えて、ゴールへ向かう持久走』競馬もそんな競争なんだと思っていたので、茶色のお馬さん集団から一頭ポツンと離れて追走していく白いお馬さんは大層貧弱に見えました。
それが後に知る『白い稲妻』の異名を誇るシービークロスでした。
このお馬さんのお陰(?)で、今の僕が有ると言っても過言ではありません。
同きゅう舎に『太陽王』こと天皇賞馬モンテプリンスが居たお陰で引退式が出来ました。
府中の直線、モンテが先行し、シービーが追いかける。
ゴール版前では、2頭が並んでフィニッシュ! 感動的な引退式でしたね。
今でも、引退式の実況テープが書斎に有るハズです。(笑)
話がそれました。(^^ゞ
そのテンポイントですが、トウショウボーイといつも比較されます。
『流星の貴公子』VS『天馬』の図式です。
流星の貴公子はその外見から理解できるのですが、天馬がイマイチ解りません。
テンポイントの父は、コントライトという当時の新鋭種牡馬でナスルーラに遡ります。
母は桜花賞馬ワカクモです。
対するトウショウボーイも父は新鋭種牡馬テスコボーイでナスルーラに遡ります。
母は輸入牝馬のソシアルバタフライで世界一流の牝系です。
こうして比べると、2頭の差は「少しトウショウボーイの方が華やかかな?」程度ですよね?
有る評論家さんがトウショウボーイを評して『10Fまでの超精密機械』と呼んでいましたが、確かに戦歴を見る限り『天馬』よりもしっくり来ます。
そして、『超精密機械』は『貴公子』を破り続けます。
貴公子の関係者は「もう、後がない。このままでは、貴公子は精密機械より格下に…」
そんな考えが過ったでしょう。
そして迎えた1977年の有馬記念。
スタートから貴公子と精密機械がマッチレースを繰り広げます。
他馬の動きなどどこ吹く風、「相手はこの1頭。」と決めて最後の直線へ…
結局、1馬身差で『貴公子』は『超精密機械』を破ります。 後に先にもこの1度だけ。
精密機械を破って日本一となった『貴公子』は、翌年、海外遠征を予定します。
その壮行レースとなった小雪舞う日経新春杯でアクシデントに見舞われます。
そして、貴公子は懸命な闘病の末、3月5日に永眠しました。
自分の応援したお馬さんの戦歴「〇〇年の△△記念に優勝した。」なんてことは良く覚えていますが、そのお馬さんが亡くなった日を覚えている人って少ないのでは?
勿論、一口の経験では「自分の出資したお馬さんがいつ、亡くなったのか?」解かることの方が少ないですよね。
最近、昔、出資していた『シルクショットガン』が、引退後も長期間乗馬クラブで頑張っていたことが解りとても嬉しく思いました。
そして競走馬が人に与える影響って大きいものだと、改めて感じた次第です。