〇〇話の２話連続　…　(^^ゞ

今週の出走予定は有りませんので、今日は〇〇話の第２弾でもしましょうか。（笑）


僕は若い時から父親譲りの自動車好きで、１８歳で免許取得してからは夜毎、あちらこちらへと

ドライブしていました。


好きな曲を貯め込んだ自作のカセットを聞きながら、ドライブするのは最高です。

時には友人と数台で、時には彼女とカップルで深夜のドライブです。

とは言っても当時はファミレスや深夜営業のレストランも少なく、目的地は限られます。

当時は国道１号沿いの『ブロンズパロット』なんかが定番でしたね。

そこも今ではスタバに変わっていますが…　(^^ゞ


暇を持て余していますから、同じ目的地へ行くにも、あっちの道へ…　こっちの道へ…です。


ある夜のこと、場所はハッキリとは言いませんが『横須賀の先』とだけ言っておきます。

１６号線から海へ抜ける手掘りのトンエルがありました。


前々から『何となく不気味』とは感じていましたが、

「今日は通ってみよう。」ということになり、ハンドルを切ります。

当然、後続車も無く、灯火を消してユックリと車を進めて行くと…


突然、「バッ！　バリバリバリ〜。」という轟音がトンネル内に響きました。w|;ﾟﾛﾟ|w

「うあ〜っ！」皆で大声を上げてスピードアップ！


トンネルを脱出して、数百メートル走って街灯の下に車を停めて確認してみると…


なんと、排気管が車の真ん中からプッツリと切れていました。w(ﾟoﾟ)w


車好きの方ならご存知でしょうが、マフラーが何かに衝突したり腐食して穴が開いたりすること

は有っても、切れる可能性は相当に低いものです。

それが運転席の真下辺りで腐食も無く切れていました。


切れた後部のマフラーは、その場に捨てて…（あの時はごめんなさい）

無事（？）爆音を響かせながら深夜の帰路についた次第です。


後になって横浜在住の友人の姉に聞いたところ、

「深夜、あそこはタクシーは通らないよ。　絶対に…」とのことでした。

髪の毛の長い白い服の女の幽霊を見た訳ではありませんが、一体、なんだったのでしょうね。



もう一つ、一寸違う趣向の話ですが…


２０代後半、伊豆へドライブに行った時の帰路のことです。

その時は彼女と２人でしたが、適当に走っていると完全に道に迷ってしまいました。


当時はナビなど有りませんから、『勘』が大事なのですが…

走れば走るほどに迷走の度が深まり、気が付くと全く人気の無い山道を走っていました。

当然、前方を走る車や後続車はおろか、人影も有りません。

それもそのはず、時間は夜の９時過ぎです。


あても確信も無く車を進めていると、真っ暗な中、とても明るく家の灯が見えて来ます。

近くまで行くとそこは農家のようでした。　テレビのような『ポツン一軒家』状態です。

僕は意を決して車を降りて、その農家へ…


「今晩は、すいません。」と大きめに言います。

すると奥から４０代位の女性が怪訝な表情で出て来ます。(･_･?)　

当然です。（泣）


「実は道に迷ってしまって…　大きな通りに出たいのですがどう行けば…。」と質問すると、

先ほどの表情は一気に和らぎ、丁寧に道を教えて頂けました。

「ありがとうございます。」とお礼を言って、車に戻り、無事に県道に出られました。


それから１ヶ月程経ったでしょうか、彼女と「あの時のお礼に行こう。」と言うことに…

前日に菓子折りを買って、朝からドライブがてら伊豆に向かいます。


此処をこう進んで…

〇〇の標識が見えたら真っ直ぐ…

それからそこを右に曲がって…　　　記憶を頼りに進みます。　　

大体、一度通ればドライバーなら道は覚えているものです。


しかし…　　どう進んでも、その農家が見つかりません。


夕方になり、辺りが仄暗くなってきた頃…

「ここだ！」と僕は確信する場所に到着しました。

道の幅、周囲の景色、どう考えてもこの場所です。


が…


僕が確信した場所は、低い雑草が茂っているだけの場所でした。


今思えば、あの農家、玄関も窓も全開でした。

夏の山中、辺りには虫も沢山いるハズなのに…

しかも、その農家、出て来た女性以外に全く人の気配がありませんでした。

あの農家、本当は一体、なんだったのでしょうか。


PS：写真のトンネルとは関係ありません。