東京サラブレッドクラブ　評価

クイーンズアドヴァイス19
肩の傾斜が効いて、直飛で好みのタイプです。ストライドの大きさが特徴でしょう。
父はアメリカ系と配合されることが多いですから、ダートで走っても面白そうという
タイプがたまに出ます。当然ながら芝のみの器用になるのですが。。
この馬も軽いダートを走らせるのも面白そうだと思います。
この時期なので問題ないでしょうが、バランスは少し崩れていますね。
前にいけるようになると、ストライドとスピードで押し切る。そういう骨格をしています。しかし、父の仔なので後ろからに教育される可能性もありますね。

ペルフォルマーダ19
骨格も体質も父の仔にしては短距離系に出たなという感じ。厩舎のイメージからも安田記念を買ったあの牝馬と同じイメージでしょうね。好みのタイプではありませんが、期待感はありますね。

ラストグルーヴ19
キンカメに比べて、やや緩さが出ましたが、骨格、脚元の造りと大物感はこちらが上ですね。血統通りの違いを感じます。母系は軽さが売りなので、この緩さも問題ないかな。やや晩成よりとみます。厩舎とも合ってるでしょう。

レッドセシリア19
兄（持ち馬）ほど洗練されていませんが、この母は優秀ですね。これも素質馬だとは思います。兄が気性を言われてますから、ロードカナロアの方が落ち着きが出るとは思います。兄より短いところかなとは思います。

オメガエンブレム19
父は体質の良さが素晴らしく、この馬もその良さを感じます。骨格は血統通りで、やや頭が高いフットワークにはなるでしょうね。バランス的にも優れているという感じは無いです。この価格でも走る要素を多分にもった血であり、素質も感じる。
この付近のレベルの馬がゴロゴロしているのが、今の日本競馬の恐ろしさだと思います。弱い馬を探す方が難しい。ひと昔前の感覚だとですね。

サボールアトリウンフォ19
体の造りが軽いですね。バランスも優れています。今のスピード競馬にマッチした馬体だと思います。父の仔にしては後躯がそれほど優れているタイプではなく、後ろからの映像だとグラグラしてますね。このあたりが価格を抑えられた理由な気もしますが、もの凄く好みのタイプです。

東京サラブレッドクラブはレッドラトゥールの使われた方がひと昔前かな？と思うぐらい酷かったので、高い馬にいくとクラブからクラシックの出走へのプレッシャー、そして最後はせめて勝ち上がれという具合に、馬優先と思えない使われ方だと思いました。牧場との連携も悪いですね。牧場の感性と厩舎の感性がズレています。調教師に適性を見ぬく目があることは期待してませんので、上手く連携してやってほしいとは思います。何度も言いますがそれをできているのがノーザン系のクラブです。素質と育成ではなく、マネジメントの差だと思います。
なぜ、高額馬がことごとく失敗しているのか？その理由が少し分かったので、素質を感じてもリスクがあると思っています。
ギリギリまで評価を書く気になれない理由でもありました。。