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2014/12/11 23:26
一昔前に比べて、今の日本の芝のレースは非
一昔前に比べて、今の日本の芝のレースは非常にレベルが高くなったと思います。世界でダントツのJIS+2D621といえるかもしれません。ダートもかなり上がったと思います。
これは何に起因するのでしょうか?
ひとつはサンデーサイレンスという化け物サイアーの存在が大きいと思います。ほとんどの馬がこの血を持っているおかげで、あらゆる母馬から強い馬が出る確率が大幅に上がりました。もちろん日本の競馬人気のおかげで、SS以外の血統も素晴らしく、室内坂路等、牧場、厩舎の環境も世界一だと言えると思います。
もう、JCには外国の馬はきてくれませんし、アウエーながら、外国の大きいレースを日本の馬が当たり前のように好走しています。
競馬大国と言われるアメリカがとっくに凱旋門賞をあきらめたのに対して、日本の馬は、運さえあれば勝てるところまできています。
前置きが長くなりましたが、これにより日本の競馬はものすごく純度の高いスポーツになってしまいした。
各分野でスペシャリストが存在し、他の分野からの挑戦者が簡単に通用しなくなりました。レベルが高くなることによる細分化が起こっています。
また弱い馬がほぼいない状況ですから、素質が高い馬でもちょっとした調整ミスや、レースの誤で負けてしまいます。
私の持ち馬のレッドライジェルもそうですが、いくら素質が高いからといって、しっかり仕上げていないと大敗すらしてしまいます。
あくまで私の感覚ですが、この状況の変化、格段の進歩に、ファンと関係者の感覚がついていってないように思います。
もう一昔前のレベルでは無く非常にレベルの高いスポーツになってしまったのですから、ファンや関係者は日本の競馬を誇りに思うべきですし、関係者は敬意を払ってしっかり仕上げてほしいですし、ファンも簡単にあの馬は弱いとか言ってほしくないですね。その弱い馬がいないといえる程、底上げされてしまったと思います。