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2022/05/16 23:39
レシステンシア〜スピードが武器の馬の距離延長は買い。
藤沢和雄『G1の勝ち方 サラブレッド金言108』より
ヴィクトリアマイルについて
「ポイントになるのは、やはり、東京競馬場の1600メートルというコースだ。タフなコースだからどこかの競馬場で1600メートルを勝ったからと言って持ってきても、東京の1600メートルはなかなか走り切れるものではない。スピードも必要だが、やっぱり1800〜2000メートルまで足りるようなタフな馬じゃないとつらいだろう。」
翻って天皇賞秋に挑戦するグランアレグリアについて、藤沢和雄は次のように語っている。
「今まで勝たせてもらった強い馬たちは、どちらかというと2000mが得意だった。天皇賞・秋にはスタミナじゃなく、スピードのある馬で勝ちたい気持ちが大きかったので、初めてそういう馬で行ける今年はすごく楽しみですよ。天皇賞・秋でタイキシャトルの走りを見たかったし、タイキブリザードやシンコウラブリイ、マグナーテンも走らせたかった(※当時は外国産馬やセン馬に出走制限があった)。グランアレグリアは今名前を挙げたタイキシャトルを牝馬にしたイメージに近いのかな。スタミナでなくスピードのある馬で勝ちたい。」
スプリントG1マイルG1を制覇してきたグランアレグリアのスピードで秋天を制したいと考えた藤沢和雄。
グランアレグリアの秋天の挑戦について、藤沢和雄は「秋天走らせてごめんね。」とおちゃらけた後に「ぜひパンパンの良馬場でやらせてやりたかった」とコメントしている。十分勝機があったと考えてる。同感だ。
今回マイルの距離が不安視されたレシステンシア。
藤沢からすれば、レシステンシアがスプリントを使われてきたとはいえ桜花賞馬。ヴィクトリアマイルへの挑戦など、挑戦でさえない。
これからも、スピードが武器の馬の距離延長への可能性をぜひ追求してほしいね。