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2021/01/05 21:22
斤量問題
セックスアローワンスに関する投稿に少し反響があったのでもう少し持論を展開。
自分は何年も前からこの問題を考えるようになっている。
単に牡牝や馬齢による差ではなく、そもそも定量と言われている斤量そのものに疑問を感じているのだ。
論点はいくつかあるので今回はサマリーだけにする。
1.サラブレッドが大型化してきているので、負担という概念が異なりつつある。
(例えば420kgの馬が56kg背負うのと520kgの馬が56kg背負うの
とでは大きく意味合いが違うはず)
総重量が競争能力に多大に影響するのであれば柔道やボクシングのように
階級制も視野にいれてはどうか。
2.騎手の減量問題は昔から言われているが、日本人の平均体格も大きくなる中で
ますます成り手を狭める要因になっていると考える。
したがって、馬の負担重量は従来よりも少し重めに設定して騎手の減量を緩和して
はどうかと考える。
馬優先主義に反すると言われそうだが、昔の競馬を知っている者から言わせてもらえば
60kg超背負う事の何が問題なのか?と聞きたい。
現に障害レースなどでは今でも過酷と言われる重量を背負って障害を飛越している。
3.個人的には「負担重量はレースに影響しない」と思っているが、ハンデ戦では
負担の差が結果に反映される事もたまにはある。
しかし定量や別定という概念には甚だ疑問を感じる。
単純にハンデ戦かそれ以外(全馬一緒の斤量)だけで良いと思うし、重賞は
よりスポーツ性を重視して興行的な要素より実力主義的な方向へ転換すべき。
とにかく本格的に見直す時期には来ていると思う。