ルージュバックに驚いた

ルージュバックは見事だった。
好位で折り合い直線もったまま先頭。
並ばれるのをまってから仕掛けてあっさりちぎった。
まさに圧勝の横綱相撲だった。

正直驚きだ。
昨日の走りをみても別段凄みを感じなかった。
これは牝馬という部分が大きいのかもしれない。
しかし、頭と首の使い方があまり上手ではなく、脚の捌きもそれほど走るフォームに見えない。それでいてあの強さだ。
恐らく内面、心臓とか肺とか筋肉の質が良いのだろう。

今後は皐月賞・ダービーへ向かうという情報もあれば、予定通り桜花賞へという情報もある。
牝馬路線なら３冠の可能性は非常に高いと思える。
しかし、牡馬の路線だと果たしてどうだろうか？
多頭数の問題がクローズアップされているが、俺の見解は違う。
まず牝馬しかも３歳だと非常にデリケートな存在であるという点だ。これは牡馬と比べるとマイナスにでる場合の方が多い。
次はやはり一気の相手強化だ。皐月賞ともなると牡馬のトップグループとの激突となる。
今回のような楽なレースには決してならない。

ともあれ、まだトライアルを使うのかどうかすら決まっていないようなので大いに注目したい。
きさらぎ賞の牝馬優勝は５１年ぶりだそうだが、さつき賞の牝馬優勝だと６７年ぶりの快挙となる。