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2012/05/06 18:17
アイムユアーズの血統 で考える 配合論
サラブレッドは、母が同じ場合は兄弟と言いますが、
父が同じ場合は兄弟と言いません。
種馬になるのは一握りですので、
全兄弟とかって珍しいんです。
インブリードやクロスって、よく聞きますが・・・
普通にインブリードをすると、身体的リスクが付きまといます。
が、アイムユアーズの血統表を見て頂くと
血量が同じでも、遺伝子の配列が違うので別の馬同士の絶妙な配合が完成されて居ます。
遺伝子の配列が殆ど同じ馬が
血統内で出会うと、良い効果が現れます。
コレを上手に活用する事で、
何も考えないで種付けさせるよりも
体質的なリスクが少なくて強い馬が生まれやすくなります。
アイムユアーズの配合で、例えます。
Fairy King と Sadler's Wells は 全兄弟
Nureyev の 甥っ子です。
ゲームでは、単調なインブリードしか
表現されませんが、
笠雄二郎式の配合論で記載すると こうなります。
┌ Northern Dancer
Nureyev┤
│
└ Special
┌ Northern Dancer
Sadler's Wells ┤
│┌ Fairy Bridge
└┤
└ Special
┌ Northern Dancer
Fairy King ┤
│┌ Fairy Bridge
└┤
└ Special
Fairy King= Sadler's Wells ≒ Nureyev 2 * 4・5
=は全兄弟
≒は、4分の3同血
一般的な血統論は、
ディープだから、京都で強いとか・・・って言いますが、
配合論を細かくみないと、ピッチ走法かストライド走法かすら
見抜けません。
上記のように、Northern Dancer の単調のクロスを作るより
似たもの同士を組み合わせる事がポイントです。
似たもの同士が集まると、血統内が活性化し、
単調のクロスを用いるよりも、断然に効果が高いことがわかります。