プリティベティの2014

ラフィアン・ウイン1歳馬も
そろそろ馴致を終えた組が坂路入りを始めるなど
そろそろ近況コメントにも差が出始めてくる時期ですが、
先日のシンハルカジョウの2014が
思いのほか良かったということもあって
改めてウイン第2次募集馬を見直してみたところ
個人的には血統表中の「アフリート」を見て
軽視したプリティベティの2014がちょっと気になるのです。

サマーセールでは、150万円スタートから
500万円（税込540万円）まで競り上がっており
育成もチェスナットファームなら信頼できます。

預託先も美浦・手塚貴久厩舎なら必要十分。
但し、この厩舎は主戦騎手が松岡騎手になる可能性大なのが
個人的にはＮＧですが…。

一方、馬体は後躯が立派で個人的にも好みですし、
坂路主体の調教向きだと思います。

皮膚も薄そうで適度な胴伸びもあるので
あとは体高が出ればバランスも良くなると思います。
（2015.10.9現在、馬体重440kg 体高150cm）

で、個人的に懸念している血統（＝アフリート）の件。

牝系を見ると祖母フライトオブエンジェルスは
ノボジャック以外にも3勝以上の産駒を3頭輩出しており、
アフリートが母の父としてはなかなかの実績。

そこで血統表と睨めっこ…。
恐らく繁殖牝馬としての優秀なポイントはこれですね。

Venetian Jester≒Drone
（＝Tom Fool＋Princequillo＋Royal Charger≒Nasrullah）

これがスピードの源泉でしょう。
サンデーサイレンス系との配合なら
Haloとも脈絡しそうですし…。

一方、アフリートの祖母Friendly WaysがHyperion 4 x 5 x 5に対し、
フライトオブエンジェルスの祖母Naughty IntentionsもHyperion 4 x 4

ナスキロの柔らかさをここでしっかり支えている感じ。

まとめるとフライトオブエンジェルスは、
アフリートの母Polite Ladyとフライトオブエンジェルスの母Intentlyの
組み合わせのクロスを継続した配合という印象で
これらがトータルして
アフリートの母の父としての欠点を帳消しにしているのかもしれません。

ということで母プリティベティは自身が平凡でも
優秀な祖母のスピードを隔世遺伝する可能性は十分あるでしょう。
（一応、ノボジャックの全妹ですから…）

事実、産駒6頭中4頭が中央で勝ち上がっており
そのうち2勝を挙げた産駒に配合された種牡馬からも
（ゼンノロブロイ、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー）
Venetian Jester≒Droneが効いている可能性は大です。

しかしながら、最大の懸念は
ナカヤマフェスタの初年度産駒のここまでの走り。

はっきり言って鈍くさいんですよねぇ〜。
ステイゴールドというよりも
デインヒルがもろに出てしまっている感じなのです。

種牡馬のイメージとしては、
グラスワンダーのようなパワータイプなのかもしれません。

となると、とにかく
Venetian Jester≒Droneの隔世（覚醒？）遺伝に
期待するしかないかも…。

アフリート問題は解決したものの
やっぱり難しいなぁ〜、この馬の取捨は…。

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馬主孝行な種牡馬
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HBAサマーセール1日目　BRF/CVF購買馬
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