1256件のひとこと日記があります。
2016/05/27 10:34
マルティプライの2015 〜 ディープスカイのダート配合
ラフィアンの2016年度第1次募集予定馬で
マルティプライの2015が
ダート配合馬として興味深いのです。
8代血統表を見ると
Danzig 4×4
Northern Dancer 5×5*5
加えて
Halo(≒Sir Ivor) 4×5(*5)
Secretariat≒Sir Gaylord 5×6
でアグネスタキオン(ロイヤルスキー?)譲りの
ストレッチ柔らかなスピードを累進し、
さらに大雑把に言えば
Chief's Crown≒Alzao
(Northern Dancer、Secretariat≒Sir Gaylord、Fair Trial)
となりディープスカイ産駒の走るパターンを踏襲。
その一方で
Key to the Mintの父Graustarkの母Flower Bowlや
アグネスレディー(=リマンド、Tudor Minstrel)の
「HyperionとFair Trial(Lady Juror)」には
母系のRambunctious、Lyphardが脈絡したり
Acropolis=Alycidon 7×6
とハイインロー的なスタミナも継続している。
(恐らくFair Trial的に小脚を効かせて先行して粘る?)
こうしてみると全体としては父母相似配合で
ややスタミナ寄り。
サウンドスカイの配合に相通じるところが多く、
前提としては芝ダ兼用ですが、
芝ではスタミナとパワーを活かして前で粘り、
それがだめなら瞬発力不要のダートで
持ち味発揮というタイプかも…。
こうして考察してみるとディープスカイは、
父アグネスタキオンの瞬発力よりも
母方の持続力を伝える種牡馬なんでしょうね。
(ゆえにダート種牡馬としては期待大!)
逆に言えばスピード強化に偏った配合だと
瞬発力も粘りもない単調なマイラーになる可能性も…。