スウェプトオーヴァーボードの配合

フォーティナイナー系の中でもエンドスウィープは
父譲り（Tom Rolfe〜Roman）の短距離突進パワーっぽくなく
日本の芝向きの柔らかさがあったことが成功した要因で、
早世したのは惜しまれます。

日本でのエンドスウィープの後継種牡馬は、
今のところ以下の4頭でしょうか。

アドマイヤムーン
スウェプトオーヴァーボード
サウスヴィグラス
プリサイスエンド

まずサウスヴィグラス、プリサイスエンドは
ダート、または地方競馬御用達として
一定の支持を得て頑張っていますね。

一方、アドマイヤムーンとスウェプトオーヴァーボードは
中央の芝でも活躍できるスピードと軽さがあって
一般的にはハクサンムーンの活躍などで
アドマイヤムーンのほうが上位の印象ですが
総賞金5000万円以上獲得馬の数や平地重賞勝ち鞍数では
ほぼ互角といっても過言でないと思います。
（オースミムーンが障害重賞を6勝しているので…）

なので、スウェプトオーヴァーボードって
案外、過小評価されている種牡馬ではないかと思うのです。

なのでいい産駒が募集されていたら
また出資してみたい種牡馬の1頭でもあります。
（以前、マイネルサニベルに出資しました）

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スウェプトオーヴァーボードの活躍上位馬を見渡すと
まずはフォーティナイナーの3代母Courtesyの
Nasrullah×Hyperionの組み合わせを継続している馬が目立ちます。

これはかなりの必須条件！

そしてNasrullah×Hyperionの斬れ味を支えるために
6代にひっそりと鎮座するRevokedの継続。

さらにしなやかな手先の軽さを加えて
母の父CutlassのTom Foolの継続。
（＝瞬発力やスローでの自在性）

またはアドマイヤムーンの配合を参考にして
（＝Relance、ポリックのクロス）
スウェプトオーヴァーボードのSpeed Boatを継続。

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◎　Nasrullah×Hyperion
Special、トニービン、テスコボーイ、Millicent（フジキセキの4代母）など

〇　Revoked（Blue Larkspur、Sir Gallahad＝Bull Dog、High Time）
≒Nothirdchance（Hail to Reasonの母）
母系にサンデーサイレンスがあれば理想的。

▲　Tom Fool（Menow、Sir Gallahad＝Bull Dog）
≒Flaming Page（Nijinskyの母）Spring Run（Red Godの母）など
（特に牝馬だと面白い！）

△　Speed Boat（Rock Sand、Fairy Gold）
いわゆるEight Thirty≒War Relicの継続。

スウェプトオーヴァーボード産駒で
総賞金1億円以上獲得馬の状況は以下のとおり。

パドトロワ　…　◎〇＋△
アーバンストリート　…　◎〇＋▲△
キョウエイアシュラ　…　◎＋▲
プリンセスメモリー　…　◎〇＋▲
レッドファルクス　…　◎〇＋△
キョウエイストーム　…　◎〇
クリスタルボーイ　…　◎
ベルルミエール　…　◎〇＋▲
ラインスピリット　…　◎＋▲

◎がなくても〇＋▲△があればそこそこ走る感じはしますが
オープン級（特に芝）となるとやっぱり◎が欲しいところ。

2歳で既に勝ち上がったブランオラージュは ◎〇＋▲△ です！

一方、4代母Swift Deal≒Mountain Flower（サンデーサイレンスの祖母）
というのもなかなかの隠し味じゃないでしょうか！！

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ちなみに私が出資したマイネルサニベル　…　◎〇＋▲

マイネルサニベル以降、ラフィアンでも何頭か
スウェプトオーヴァーボード産駒が募集されていますが
なかなか◎○をクリアしないんですよねぇ〜。

で、現在募集中の1歳馬、ミリオンセラーの2015

なんと◎〇＋▲△なんです。
この母系とTom Foolの相性もいい感じですし…。

これは完全に見逃してました。
ちょっと、いやかなり気になっています。
募集総額1000万円ですし…。

それと生産者がスマートオーディンを輩出した
新鋭のスカイビーチステーブルというのも
興味深いところです。

唯一の不安点はエイプリルソネット牝系出身ということ。
仮にうまくいったとしてもオープン特別までかな…。
（＝重賞ではもうちょい足りないタイプ）