アドマイヤムーン産駒の芝適性

以下はアドマイヤムーン産駒の芝適性を示すデータです。

年 順位　*　走 勝　**　芝走 芝勝（比率）　
2016 13　*　748 62　**　500 46（74.1％）
2015 13　*　750 49　**　525 42（85.7％）
2014 14　*　785 57　**　531 42（73.7％）
2013 15　*　803 54　**　498 36（66.7％）
2012 22　*　560 48　**　396 36（75.0％）
2011 52　*　116 16　**　103 16（100％）

出走の6〜7割が芝レースで
勝ち鞍も7割以上が芝でのレースですね。

リーディング上位種牡馬の勝数に占める芝比率（2016年）
88.6　ディープインパクト■
53.9　キングカメハメハ
64.8　ダイワメジャー
72.1　ハーツクライ
83.1　ステイゴールド■
61.8　マンハッタンカフェ
28.5　クロフネ
47.9　ネオユニヴァース
93.2　ハービンジャー■
53.9　ゼンノロブロイ
14.2　ゴールドアリュール
46.9　ブラックタイド
76.2　アドマイヤムーン

53.4　スクリーンヒーロー
42.5　スウェプトオーヴァーボード

アドマイヤムーンより芝比率が高いのは
■印の僅か3頭のみです。

同じエンドスウィープ系の
サウスヴィグラスやスウェプトオーヴァーボードとは異なり
「ミスプロ×サンデー」的な柔らかさしなやかさが
アドマイヤムーンの芝適性の源ですから
これを維持しつつも、
頑健さを補強するような配合が定番ですね。

ディープインパクトやステイゴールドと
配合の考え方や方向性は似ていると思います。

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メリーランドガールの2015

強いクロスを持たないアドマイヤムーンに対して
クロスの濃いメリーランドガールの配合は定石通り。

一方、アドマイヤムーンのしなやかさを
Mr. Prospectorのクロスで伸ばして
そこにBetter Self 7＊5＊6（＝La Troienne×War Admiral 9＊7＊8）で
頑強さ、パワーを補って
サンデー×Mr. Prospector×War Admiral×La Troienneの完成。

アドマイヤムーン産駒の走る配合パターンの一つかと。

何より Dr. FagerのクロスにSpectacular Bid
この繁殖牝馬は一発あれば大物輩出の可能性も…。

Understanding≒Spectacular 5×4 の効果は未知。


ラヴアンドポップと血統的に似た部分も多いので
今後の動向に注目しているのです。