Commandoも過ぎたるは猶及ばざるが如し

今日のクイーンCの
１着アドマイヤミヤビ、２着ビアエロリットは
サンデー×クロフネ×My Bupersな感じ。

ということは

Nothirdchance≒Revoked≒Blue Moon（＝Sir Gallahad、Blue Larkspur、High Time）
という有名な相似な血のニックスのトライアングル。

　＜2017/2/12追記＞
　共同通信杯を勝ったスワーヴリチャードにも
　Revoked≒Nothirdchance 6×8 がありますねぇ〜。
　アダムバローズも Revoked 6×7
　どちらも母の父が Unbridled's Song というのが興味深い。

血統表全体を見渡すとCommandoの影響が凄い。

でも近年、日本馬の血統は
Nijinsky、Mr. Prospector、Roberto
そして締めにサンデーサイレンスが蔓延したことで
Commando系の占める割合が過剰に高くなり過ぎた感じ。


＜Himyar〜Domino〜Commando系＞

Domino（1891）… Sweepの母の父
└ Commando（1898）
　　├ Peter Pan（1904）
　　│　├ Black Toney（1911）
　　│　│　├ Black Servant（1918）
　　│　│　│　└ Blue Larkspur（1928）
　　│　│　│　　　└ Blue Swords（1940）
　　│　│　│
　　│　│　├ Balladier（1932）
　　│　│　│　├ Spy Song（1943）
　　│　│　│　│　└ Crimson Satan（1959）
　　│　│　│　└ Double Jay（1944）
　　│　│　│
　　│　│　└ Bimelech（1937）
　　│　│　　　└ Better Self（1945）
　　│　│
　　│　└ Pennant（1911）
　　│　　　└ Equipoise（1928）
　　│　　　　　└ Shut Out（1939）
　　│
　　├ Celt（1905）
　　├ Colin（1905）… Ack Ack〜Broad Brushの祖　
　　│
　　└ Ultimus（1906）
　　　　├ High Time（1916）
　　　　└ Stimulus（1922）


ゆえに非Commando血統の
トニービンとかディクタスとか
ロイヤルサッシュとか
BurghclereとかSanta Lucianaとか
June DarlingとかSilken Wayとか
レディーシラオキとかメジロオーロラとか
アグネスレディーとかメジロクインシーとかが
地味に仕事しているんでしょうね。

日本のオールド血統の衰退は
単純に感傷的な昔話ではなく
配合において大きな損失で
非Commando系としての役割を踏まえて
しっかりと考えた配合をして
メンテナンスしていかないと
やれドイツ血統だのと大枚払って
高い買い物をすることになってしまうのです。

だからノヴェリストの役割や立ち位置は、
ハービンジャーとは明らかに違うと思う次第。

非サンデーサイレンス…？

それだけでは意味がないような気がする今日この頃。