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2017/06/21 23:49
Haloの遺産
以下は「血は水よりも濃し望田潤の競馬blog」
(オルフェーヴルの血統〜理想形を超えた発現)
より一部抜粋したものです。
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http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fbcb06405f67a89badb3a208eac91e97
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古今東西リーディングサイアー級の種牡馬というのは、
だいたい父母か祖父母に強いクロス
(それもその時代の先端のスピードの血の)を持っていて、
緊張と緩和のリズムに優れた配合をしているもので、
たとえばロージズインメイの敗因のひとつとして
(といっても手堅い成功はおさめていますが)
Haloが父や父父ではなく父父父だったから、
Haloの遺産はもう尽きていたから、という言い方はできるでしょう。
種牡馬オルフェーヴルにおいても
Haloやダイナサッシュの配合的活力による遺産は
尽きかけているというべきで、
そこが種牡馬ステイゴールドとの大きな違いというべきで、
(Lady Angela3×2の)ノーザンテースト4×3で
新たな道を切り開いていけるかどうか
おそらくテースト的体型は産駒にも伝わりやすいでしょうし、
ステイゴールドやメジロマックイーンの
柔らかな体質もある程度伝わると思いますが、
あの抜群の運動神経や俊敏さが高確率で伝わると言い切れるほど、
近世代にスピードが固定され保証されている配合ではない
という見方もできるので、
そこは産駒を見てみるまで断言はできないですかね〜
…というぐらいのことですんません(^ ^;)
たとえばディープインパクトは
父父HaloがPharos≒Pharamond5・5×3、Blue Larkspur4×4、
Mumtaz Begum≒Mahmoud5×3で、
母父AlzaoがPharos=Fairway≒Pharamond5・5×5・5・7・7で、
この2頭を通じるHalo≒Sir Ivor2×4です。
ステイゴールドは5代アウトですが、
父父がHaloで母母ダイナサッシュはNearco4×4・4、
キングカメハメハは
母がNorthern Dancer3×5で母父がNearco4×4ですね。
オルフェーヴルは
母母エレクトロアートがHyperion4・5・5ぐらいで、
近い世代にこういう“緊張”を持たないので、
やっぱりノーザンテーストのクロス頼みという印象が強いです。
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以上、改めて頭に留めておきたい内容でしたので
日記として抜粋させていただきました。
サンデーサイレンス孫種牡馬の中でも
ダノンシャンティ(Halo3×3)や
ヴィクトワールピサ(Halo3×4)が
種牡馬として一定の結果を残しつつあるのは
Halo(や相似の血)の濃いクロスを持つからだと仮定するなら
ダノンバラード(Halo3×3)の初年度産駒も要注目!?
(でも今年から海外に行ってしまった…)
そしてサトノダイヤモンドやシュヴァルグラン、
シャケトラ、ワンアンドオンリーあたりが
今後の日本のサンデー系(Halo系?)の本流を
担っていくことになるのか!?
そういう観点で
今週の宝塚記念は注目のレースかもしれない…。
一方、今後はサンデーサイレンスのクロスも
徐々に増えてくるかとは思いますが
「Halo3×3」(=25%=祖父Halo相当)というのは
サンデーサイレンス 2×2 じゃないと
できないんですよねぇ〜。
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てなことを考えていくと
ますます気になってきたのが
ラフィアン募集馬のマイネエレーナの2016
だったりする今日この頃です。