El PradoとGalileo

ここ何年かEl Pradoが気になっています。
（The Tetrarch譲りの芦毛？）

フィドゥーシア
フォギーナイト
Yoshida
ジャンダルム
ブラゾンダムール

Sadler's Wells産駒ながら
北米で種牡馬として成功し、
産駒の Medaglia d'Oro や Kitten's Joy から
今なお父系を延ばし続けています。

Sadler's Wellsなのに
北米のダートスピードに適応したのは
血統的には母Lady Capuletによるものと
考えるのが妥当でしょうか。

Ghazni (牝 1942 Mahmoud)
├ Dunce (牡 1956 Tom Fool) …スウェプトオーヴァーボードの4代
├ Cap and Bells (牝 1958 Tom Fool)
　　├ Drone (牡 1966 Sir Gaylord) …ダンシングブレーヴの母父
　　├ Lady Capulet (牝 1974 Sir Ivor) …愛1000ギニー
　　│　└ El Prado (牡 1989 Sadler's Wells)
　　├ Mobcap (牝 1977 Tom Rolfe) …アジアエクスプレスの4代

Lady Capuletが特に凄いところは

Athenia≒Menow 3×3 からの
Attica≒Cap and Bells 2×1

こんなインパクトのある近似クロス、
そうそう見られるもんじゃありません。

こういうのが種牡馬として成功する
起爆剤になると思う次第。

また繁殖牝馬目的の配合は
時として大胆さも必要ですね！
エネイブルのように…。

それはさておき、
要は Sir Gaylord（≒Secretariat）×Menow（〜Tom Fool）ですね！

話は少しそれますが、
恐らくディープインパクトを軸とした
スピード継続配合の核たる部分と同じなのでしょう。
（Halo的な機動力と斬れ味の強化）

Storm CatのTerlingua

→　Secretariat×First Rose（≒Tom Fool）
http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?sire=0000334545&broodmare=0000393599&x=23&y=1

Gone WestのSecrettame
A.P. IndyのWeekend Surprise
クラフテイワイフのWife Mistress

閑話休題

El Pradoと同じ配合的特徴を持つ
もっと有名なSadler's Wells系種牡馬がいました。

Galileo
→　Hopespringseternal≒Sir Ivor

Tom Fool
Nasrullah＋Princequillo

機動力、斬れ味の原点ですね。
レイデオロの配合の核でもあります。

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マイネルラヴも
Secretariat、Buckpasserを持つから
ディープインパクトとの配合は
悪くないと思いますが
これまであまり結果が出ていません。

でも今後、ディープインパクト系種牡馬との配合で
もしかしたら走る馬を出すかもしれず
留意したいところです。

で、テレグノシスは
種牡馬として勿体なかったなぁ〜。
少なくとも繁殖牝馬の父としては
なかなかの血統背景かと。
マイネイサベルに注目です！

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2017/08/16のひとこと日記で
パドトロワに注目したのは
もちろん母の父フジキセキの
影響力（遺伝力）も主な要因ではありますが

Dunce
Secretariat、Millicent、Eleven Pleasures

を内包するところに加えて
Nureyev、His Majestyといった
良質のスタミナ血統も兼ね備えている点が
昨今の配合に向いていると思ったからです。

今年のストロングリターンのように
来年の2歳戦は要注目の新種牡馬だと睨んでいます。
（2016年産の初年度産駒血統登録数は50頭）

産駒の距離適性は短めかもしれませんが
走ってくると思うけどなぁ〜。

2017/08/16 12:47
サマーセールの注目馬　サンカルロとパドトロワ
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