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2017/10/27 17:40
G1馬を2頭以上輩出した繁殖牝馬(続き)
唯一3頭輩出したダンシングキイは
全て父がサンデーサイレンスというところが
配合の完璧さを物語っている印象で
逆説的に言えば、
これ以上の改良の余地がない
ということでもあります。
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サンデーサイレンスやディープインパクト、
ノーザンテースト、ブライアンズタイムといった
名種牡馬の名前が多い中、
Machiavellianの存在は異彩を放っている印象で
繁殖牝馬として内包する血脈としての
影響力の強さを感じます。
また以前は日本では走らないと言われていたStorm Catも
母系に入ってようやく面目躍如といったところ。
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一方、リマンドの存在もなかなか興味深い。
産駒のGI勝ち鞍はそれほど多くもなく
地方競馬での活躍が目立った程度の種牡馬ですが、
母系に入って真価を発揮。
メジロオーロラ(父リマンド)
└ メジロマックイーン⇒オリエンタルアート(=オルフェーヴルの母)
アグネスフローラ(母の父リマンド)
└ アグネスタキオン⇒ダイワスカーレット
この接点は恐らくリマンドの父Alcideの
Alcide≒Aureole≒Acropolis(Alycidon)
という関係でしょう。
・Aureole
スペシャルウィークの母母父父、
└ シーザリオ、ブエナビスタ
プリンセスオリビアの母母父父父
ゴールドアリュールの母母母父父父
・Acropolis
Pacific Princessの母父
└ パシフィカス、キャットクイル
・Alycidon
バレークイーンの母父父母父
これらの血統(の配合)が
日本の繁殖牝馬において
絶大な影響力を及ぼしているということは
改めて言うまでもありません。
(ディープインパクト牡馬配合の勘所でもありますね)
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<2018/12/29追記>
シーザリオ(スペシャルウィーク)●
2018サートゥルナーリア(キングカメハメハ)
2013リオンディーズ(キングカメハメハ)
2010エピファネイア(シンボリクリスエス)