高齢の繁殖牝馬の産駒の取捨

高齢の繁殖牝馬の産駒については
インターネットで調べてみると
様々な意見があるようで
調査対象や方法によって差はあるものの
それらを拝見した上で、経験も含めて
個人的には以下のような結論に至っています。

出生時の母の年齢

15歳以下　…　問題なし
16-17歳　…　やや微妙（繁殖実績、種牡馬など熟考を要す）
18-19歳　…　高齢出産の影響あり（確率低下を前提に）
20歳以上　…　回避（ほぼノーチャンス）

無論、例外もあるとは思いますが、
そういった例外は概ね
重賞馬を何頭も輩出している「スーパー繁殖牝馬」だったり
生産頭数が多く、施設や管理がしっかりした
大牧場（＝暗に社台グループ）の生産馬であることが多く、
それをもってしても確率自体はかなり低いので、
リスク管理的な考えであれば軽視しても問題ないと思う。
（POGぐらいならいいかもしれないが…）

また中央1勝ぐらいが目標でよければ、
そう気にすることもないかもしれませんが
それではねぇ〜 ┐(-_ｰ;)┌

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そこで悩ましいのがウインの募集馬。

ウイン第一次募集馬（母の年齢順）…出生時の母年齢
（■＝満口）

＜CVF生産馬・牡＞
2010 オメガラヴィータの2016　…　6歳
2009 コスモアクセスの2016
2008 バラードソングの2016
2007 コスモネモシンの2016
2003 コスモプラチナの2016　…　13歳

1999 エルノヴァの2016　…　17歳
1996 アラームコールの2016　…　20歳
1996 ダイイチビビットの2016
1996 ■フリーヴァケイションの2016　…　ウインリバティは母15歳時の仔
1996 ピサノサンデーの2016
1996 ダイイチアピールの2016（募集中止）
1994 ハナノメガミの2016　…　22歳

＜CVF生産馬・牝＞
2005 ポンテディリアルトの2016　…　11歳
2004 イクスキューズの2016
2003 ■コスモチェーロの2016
2002 コスモマーベラスの2016
2002 シュフルールの2016
2001 プリティプリンセスの2016　…　15歳

2000 ヒカルラブリーアイの2016　…　16歳
1995 メジロシャープの2016　…　21歳

CVF生産馬をみると
牡馬に高齢の繁殖馬産駒が偏っている上、
オメガラヴィータとバラードソングの産駒は
JS繁殖馬セール購買時の受胎馬で
それ以外は全てアイルハヴアナザー産駒。

「母の年齢」という観点では
この世代の牡馬の活躍は
かなり確率が低いように思う。

＜購買馬＞　
2007 プリンシプルレディの2016　…　9歳
2006 イルドロールの2016
2005 フィールドボニータの2016
2005 パシフィークの2016
2004 リバランの2016
2004 ■ゴシップクイーンの2016（牝）
2002 プレギエーラの2016
2001 スガコの2016　…　15歳

購買馬は、全て母15歳以下での産駒。
ちなみに第2次募集馬（セリ購買馬）も
母6〜14歳時の産駒でした。

ひとまず母の年齢的な課題はありませんが…。