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2018/06/08 18:17
サンデーサイレンスの世代後退
近年、200頭を超える種付や
後継種牡馬確保のための早期引退により、
血統の更新サイクルが早まったことで
サンデーサイレンス系種牡馬も
ディープインパクトやハーツクライといった
父サンデーサイレンス系から
主流はオルフェーヴル、ヴィクトワールピサなどの
祖父サンデーサイレンス系へと徐々に移りつつありますが
サンデーサイレンス系全体にとっては
世代「交代」というよりは世代「後退」というのが現実的。
サンデーサイレンス系種牡馬の配合を見ると
多くが母系からパワーやスタミナを補充したパターンが多く
種牡馬としては年々スピードが劣化しつつある印象で
その希代稀なる影響力は
祖父サンデーサイレンス系種牡馬になると
既に5代血統表の「1/8」(=12.5%)レベルなのです。
(=血量では4×4のクロスと同等)
で、さらっと調べてみたところ
祖父サンデーサイレンス系種牡馬の産駒で
獲得賞金1億円以上は
本日(2018/6/8)の時点で26頭いますが
5代血統表内で母方に
Hail to Reason または Mr.Prospector の
どちらも持たない馬は以下の8頭。
ロンドンタウン(カネヒキリ〜フジキセキ)
ブライティアパルス(ダイタクリーヴァ〜フジキセキ)
スマートカルロス(キンシャサノキセキ〜フジキセキ)
スマートオーディン(ダノンシャンティ〜フジキセキ)
サイタスリーレッド(ダノンシャンティ〜フジキセキ)
パールコード(ヴィクトワールピサ)
ミッキースワロー(トーセンホマレボシ)
シャア(ツルマルボーイ)
上記8頭のうち5頭は
SS系でもスピード寄りのフジキセキ系ですし
ダノンシャンティやヴィクトワールピサは
自身がHaloのクロスを内包。
トーセンホマレボシも
In Reality Secretariat がフジキセキと類似。
今後もキズナやゴールドシップ、キタサンブラックなど
祖父サンデーサイレンス系の
人気種牡馬が続々デビューしますが
配合の際、繁殖牝馬側のスピードの(血統)背景には
留意したいところです。
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>>ファンタロウさん
父系という観点では
ハーツクライもスピード面でやや微妙に思います。
ゼンノロブロイは
個人的にはペルーサに頑張ってもらいたいのですが
まぁ〜厳しいですよね…。 -
ファンタロウさん
結局サンデーサイレンスの子で父系統を残せるのは
ディープインパクト
ハーツクライ
ステイゴールド
ゴールドアリュール
フジキセキ
の5頭かな。
ダイワメジャーは後に残るような後継種牡馬を残すのは厳しい感じがする。
ネオユニヴァースもヴィクトワールピサが先細り気味でこちらもこれ以上は厳しい感じがする。
ゼンノロブロイも今のままでは難しそう。 -
>>父カネツクロスさん
>あれじゃ〜息つまるよな〜
御意。
で、Scat Daddyなのは納得。
実際、ディープインパクトよりも結果も出てますし…。
Storm Catの美味しいところは
Spy SongとBolero Roseじゃないかと。
Haloと血統背景を見比べてくださいませ…。
Sadler's Wellsは、Hail to Reason持ちで
そこがNureyevとの大きな違い。
CaerleonやSeattle Slewも…。
War AdmiralとEight Thirtyの関係とか…。
今年の日本のG1馬に
In RealityやEight Thirtyは?
Hail to Reasonのスピードの源は…!?
という具合に突き詰めていくと面白いですよ (^_^)/ -
>>父カネツクロスさん
Treve … Northern Dancer 4 x 4 x 5
Enable… Sadler's Wells 3 x 2、Nearctic 5 x 5 x 4
Found … Northern Dancer 3 x 4、Mr.Prospector 4 x 5
Golden Horn … Nureyev 5 x 3、Northern Dancer 4 x 4、Lorenzaccio 4 x 5
そして今年の英ダービー馬 Masar は
アーバンシー 3 x 4、Ahonoora 3 x 4
これらにサンデーサイレンス系は勝てなかった事実を
素直に受け止めるべきだと思う今日この頃。
但し、それはあくまでも英仏のレースに限ってのことですが…。 -
父カネツクロスさん
ま〜日本もサンデーだらけではあるけど、キンカメがよく頑張ってくれてる(笑)
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父カネツクロスさん
クールモアスタッドも、ま〜よくぞあそこまで同じような馬を作り続けた(笑)あれじゃ〜息つまるよな〜(笑)サドラーにディンヒルだらけダンジグにストームキャット織り交ぜてっと・・・・お〜〜〜い皆ノーザンダンサーやないか〜〜い(^_^;)それでサンデーの血欲しさにやってきたか(`・ω・´)
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>>父カネツクロスさん
80年代の日本は Northern Dancerの導入初期ですし、
ましてやマルゼンスキーは
Nijinskyの直仔であの速さ強さですから
今思えばよくぞ日本に来たものだ!という感じです(^_^)
まだ日高が元気だったころですね。
>次は何の時代が来るのか?
クールモアの動向からの印象では
Northern Dancerクロスへのスピード強化策で
Mr.Prospectorの多重クロスはあるように思います。
Haloはディープインパクト次第!? -
父カネツクロスさん
私が競馬始めた頃はタマモクロス・サクラユタカオー・ナイスダンサー・シンボリルドルフだ〜と母父はマルゼンスキー買っときゃ〜当たるなんて思ってました(笑)トニービンやブライアンズタイムときてサンデーが出てきたときは、なんかすごかった、それについいけず、一人母父マルゼンスキー追い掛け回してました(^_^;)(笑)それも今やサンデーも4代目まで後退して、次は何の時代が来るのか?なんてね!!
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父カネツクロスさんがいいね!と言っています。
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>>勝っても負けても虎命さん
血統のサイクルだけじゃなく
世の中のサイクルもかなり早くなりましたね。
特にITの世界は
ついていくだけでも精一杯です(^_^:
でもおかげで
血統を調べるのはずいぶん楽になりました。
PRセンターに行ったり血統事典で調べて
手書きやワープロ(笑)で
血統表を作っていた頃からすれば隔世の感です。
P.S.
プロ野球選手も選手寿命が短くなりましたね。
それだけに鳥谷は凄い!