Pocahontasのディープなクロス

2018/06/23 17:55
Pocahontas、再び…
http://user.netkeiba.com/?pid=owner_diary&post_id=1675164
からの続きです。


日本でPocahontasといえば
Tom Rolfeの母というより
ディープインパクトの母の父Alzaoの祖母ですね。

近年のディープインパクト産駒には
Pocahontasのクロスを持つ活躍馬が実に多い。

マカヒキ
サトノダイヤモンド
ヴィブロス、ヴィルシーナ
ワグネリアン
サクソンウォリアー Saxon Warrior
ジュールポレール
マルセリーナ
シルバーステート

またキセキの母ブリッツフィナーレも
Pocahontasのクロスを持ちます。

加えてRiverman持ちの牝馬との相性の良さは
Pocahontas≒River Lady所以かと。

Pocahontasの配合は母Howの

Buchan（Sundridge、Maid of the Mist〜Sceptre）
Papyrus（〜Tracery）
Sickle≒Pharos（＝Fairway）

の組み合わせがキーポイントでしょう。

Ribotの母Romanella
Deputy Ministerの父の母Victoria Regina

も同じ構成で後者から

ディープインパクト×フレンチデピュティ

が走る要因のひとつかと思う次第。

Tom RolfeはRibot×Pocahontasですから
あのパワフルなスピードも納得です。

ちなみにノーザンテーストの母の父Victoria Parkも
Buchan、Papyrus持ち。
エポカドーロの勘所の一つはここかもしれません。

で、特にPocahontasは Buchan 3×5 というのが
現代スピードの祖Lady Josephineの父Sundridgeの
良質なスピードを伝えるのでしょうね。

ゴールドアリュールがダート種牡馬ながら
マイルでいいスピードを見せるのは
5代母Cherokee Rose（Howの全妹）所以ではないかと…。

Pocahontasのクロス、再び…という感じです。