Alcantara

ヴィクトワールピサ産駒の2歳（2016年産）が
ここまで18頭が中央デビューし、6頭が6勝と好調。

2014年のネオユニヴァース産駒の活躍を受けて
種付数が過去最高（種付163、登録112）だった世代です。

これまでに
ジュエラーとコウソクストレートしか
重賞勝ち馬は出ていませんが
この世代はもしかしたら期待できるかも…！？

で、ヴィクトワールピサの配合で
個人的に興味深いのは
母系Much Too Riskyが内包するクロスの

Rosetta≒Kalmia 6×6
（Kantar×Rose Red、Sweet Lavender）

留意したい血統構成としては、Kantarの

・Alcantara　…　父Perth≒Ayrshire≒St. Serf
http://www.jbis.or.jp/horse/0000338377/pedigree/

・Omnium

という組み合わせ。

Omniumですが
祖祖父は、The Flying Dutchman
（＝St. Simonの父母父）
つまりTourbillonと同じ父系

そしてTourbillonの父で
仏ダービー、凱旋門賞2回のKsarは
Omnium 3×2

ヴィクトワールピサは他に

・Chambiges（Sharpen Upの祖母）
・Reliance
・Wood Violet（Wild Riskの祖母/Maboul≒Alcantara）

と合計5本もこの組み合わせを継続。

ちなみに

・Le Fabuleux
・Sanctus
・Burghclere（Borealis≒Rosetta）
・Barra（Lyphardの祖母）
・リマンド
・Terre de Sienne（タイキシャトルの8代母）

などにもこの組み合わせがあります。

そして、これらを見れば一目瞭然。
ヴィクトワールピサの
スタミナ源のひとつはここですね。

さらにステイゴールドや
ディープインパクトにも
組み込まれているこのパッケージ。

産駒の重賞勝ち馬の多くは
母系で継続しています。

ゆえにヴィウトワールピサの配合も
「各論」の一つとして
意識する必要はあるように思います。

恐らくジュエラーは、
総論的にもその賜物でしょうね。

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遅生まれでかなり小柄なのと
予定厩舎（美浦・水野）がやや不安ですが

グランクリューピサの2017

スタミナはありそうで
一応、マークしてみようかと…。