立ち写真の相馬眼

馬の写真を撮る方ならお解かりかと思いますが
一口出資のパンフレットや
近況報告としてHPなどに掲載されている
馬を真横から撮る「立ち写真」というのは
立たせ方によっては
印象が大分異なることもあり、
出資馬選択の際、
それで馬の良し悪しの判断するは実に難しいものです。

無論、実馬を見学できればいいのですが
牧場の近くに在住でもない限り現実的には難しく
また仮に見学できたとしても
普段見慣れない若駒の見極めは容易ではありません。

なので結局のところ「立ち写真の相馬眼」というのは
出資馬を決める上で重要かと思う次第。

私なりにいろいろやってきましたが
残念ながら未だにこれというのはありません。

ただこれまでの経験上、
自分の好みや理想というのは
案外、弊害になりやすく
出来る限り先入観なく見るべきかと。

特に前後のバランスに関しては
1歳時は悪くて当たり前で
むしろ良く見える馬の方が
個人的には結果はイマイチな感じです。

それと1頭だけで吟味するのではなく
必ず募集馬を複数頭数、
そして時には世代関係なく
結果を出した馬を含めて数多く見比べると
何となくですが絞り込みはできてくると思います。
（時には離れ気味で遠目で…）

個人的にはある程度絞り込んだら
そこからは血統背景との照合作業になります。

父、母の父（や母）の立ち写真や戦績などを見ながら
配合とのイメージにマッチするか…。

- - - - - -

日本競走馬協会HPにリンクのある
Stallions in Japanの動画サイトは
参考になります。

http://www.jrha.or.jp/stallion/

海外の種牡馬は
BLOODHORSEのSTALLION REGISTER

https://www.bloodhorse.com/stallion-register/

- - - - - -

掲載した画像ですが

左：グランクリューピサの2017
右：ウインオスカー

上が募集時、下が2歳1月の画像です。

ウインオスカーのほうが胴伸びがあって
スクリーンヒーロー似で雄大に見えますが
グランクリューピサの2017も
ワールドエースの馬体を見れば
このぐらいがイメージに近いと思います。

この2頭の首差しから後躯にかけての
背中の弓なりのラインが
私の目ではよく似ていると思います。

その是非については何とも言えませんが
少なくとも私の経験上では、いいと思う特徴の一つです。
（＝出資を決めた要因のひとつでもあります）

ウインオスカーでは上手くいきましたが
果たしてグランクリューピサの2017ではどうか…。

1年後が楽しみです（＾_＾）