1259件のひとこと日記があります。
2019/01/29 01:40
名牝の影響力、オカノブルーの中核
近年、著しい不振のラフィアンですが
私が入会した頃は
種牡馬になったマイネルブライアンを筆頭に
マイネルデュプレ、マイネルブラウ、マイネルビンテージなど
重賞勝ち馬や入着馬を多数輩出した
オカノブルー牝系産駒の全盛期。
それから約15年が経ち、
血統表の母系3〜4代に後退した今も
僅かな後継繁殖牝馬からのラフィアン募集馬が
毎年のように勝ち馬を出しています。
2012
マイネルレハイム(マツリダゴッホ×コスモエンドレス)2勝
アフェクシオン(コンデュイット×マイネミモーゼ)1勝
2013
フロムマイハート(ハーツクライ×マイネエスポワール)3勝
2014
エントリーチケット(マツリダゴッホ×コスモエンドレス)6勝
2015
マイネルプリンチペ(ステイゴールド×マイネプリンセス)1勝
ヴィオトポス(マツリダゴッホ×マイネヴィータ)2勝
2016
ヘリンヌリング(アイルハヴアナザー×マイネポリーヌ)1勝
- - - -
オカノブルーの血統的な中核は
何といってもネプテューヌスの母Bastia
Kantar≒Barberybush 2×1
(Karabe≒Ksar 3×2、KsarはTourbillonの父)
Canterbury Pilgrim 4×5
(Swynford×Chaucer)
先鋭的なニアリークロスと
Swynford×Chaucerという
重要な組み合わせを内包。
そこに米血の基本ともいうべき
Sir Gallahad、Bull Dog 3・4×3
War Admiral、Eight Thirty
(=Man o'War 4×5)
という
Neptuneを配合したネプテューヌス
一方、オカノブルーの母ヒンドバースは
Blandford 4×4
(Canterbury Pilgrim 6・6×6)
まとめると
父 ネプテューヌス(=Neptune:米血×Bastia:欧血)
母 ヒンドバース(欧血)
1/4米血、3/4欧血という構成。
これが未だに影響力を及ぼす
オカノブルーの「牝祖」の力。
その影響力を維持できるように
明確な意図をもった配合で
後継の繁殖牝馬を生産して
ようやく牝系の繁栄があると思うのです。
オカノブルーの後継繁殖牝馬を見ると
果たして配合種牡馬は適切だったと言えるのか。
牝系の衰退というのは
単純に時代の流れではなく
配合の選択次第ではないかと…。
- - - -
上記を踏まえて
My Babu
Never Bend
Hethersett
Ambiorix
Klairon
Barra(Lyphardの祖母)
これらに米血の組み合わせを持つ種牡馬と
オカノブルーとは
間違いなく良好な関係でしょう。
ペンタイア … Never Bend、Hethersett
アンバーシャダイ … Ambiorix
タマモクロス … パーソロン
マツリダゴッホ … My Babu、Never Bend
ハーツクライ … Lyphard
画像は明け2歳のステラドーロ
オルフェーヴルもオカノブルーとは
相性がいいと思います。
オカノブルー後継繁殖牝馬に
ゴールドシップという
配合の牡馬が出たら楽しみなのですが
残念ながら今のところなし。
ヴィクトワールピサでもいいのですが…。
(ジュエラーっぽくなるんですよ!)
- - - -
上記のひとこと日記について
お時間がございましたら
以下のひとこと日記もご参照くださいませ。
2018/06/12 00:39
ラフィアン・ウインの不振を考える
http://user.netkeiba.com/?pid=owner_diary&post_id=1670885
2017/07/25 17:02
名牝を残すために…
http://user.netkeiba.com/?pid=owner_diary&post_id=1517551
2017/07/02 00:23
Canterbury Pilgrim
http://user.netkeiba.com/?pid=owner_diary&post_id=1507156
2017/02/23 17:00
HillaryのPilgrimage継続クロス
http://user.netkeiba.com/?pid=owner_diary&post_id=1435168

- マイネルブライアン
- マイネルデュプレ
- マイネルブラウ
- マイネルビンテージ
- オカノブルー
- マイネルレハイム
- マツリダゴッホ
- コスモエンドレス
- アフェクシオン
- コンデュイット
- マイネミモーゼ
- フロムマイハート
- ハーツクライ
- マイネエスポワール
- エントリーチケット
- マイネルプリンチペ
- ステイゴールド
- マイネプリンセス
- ヴィオトポス
- マイネヴィータ
- ヘリンヌリング
- アイルハヴアナザー
- マイネポリーヌ
- ネプテューヌス
- Canterbury
- Pilgrim
- Gallahad
- Admiral
- Neptune
- Bastia
- ヒンドバース
- Never Bend
- Hethersett
- Ambiorix
- Klairon
- Barra
- Lyphard
- ペンタイア
- アンバーシャダイ
- タマモクロス
- パーソロン
- ステラドーロ
- オルフェーヴル
- ゴールドシップ
- ヴィクトワールピサ
- ジュエラー
- 2018
- Hillary
-
Bastiaはローエングリンの6代にもある
(母カーリングの4代Right Royalの母) -
>>アゴ太郎さん
オカノブルーの直仔で
マイネミレー(マルゼンスキー)
マイネエクセル(タマモクロス)
マイネアモーレ(アンバーシャダイ)
はそれぞれが異なる父でも
オカノブルー血統背景を十分に活かした
いい繁殖牝馬でしたが
そこから先が残念でなりません。
最近ではマイネプリテンダーも
孫世代以降はジリ貧な印象です。
こういうのを見るにつれ
やはり配合が悪いと言わざるを得ないのです。
少し古いですが、お時間ございましたら
望田氏のこの記事をご覧下さいませ。
↓
オグリキャップ時代の配合にはファンタジーがあった
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/bf3f14d8357a963527acdec88c9b67f0 -
アゴ太郎さん
私は先の2頭に関して牝馬の話しかしてませんが、これほど話題が出てきます。
確かにオカノブルー牝系にはそういった要素が少ない。個人的にはマイネミレーはもっとBuckpasserを使った配合が必要だったと思います。
母父アグネスデジタルは語れるほど詳しくありませんが、上位の馬がほとんどに強烈なスタミナ系の馬が存在していました。
欧州系の底力が必要なのかなという印象です。 -
アゴ太郎さん
おっしゃることもわかるように思います。
配合の基本は牝馬。
特にインブリードも母系を重視している方が成功する気がします。
シェリルは基本、Pilgrimageの重ねることにより発展してきていると考えています。メジロティターンはBlue Eyed Momoというアメリカの名血の凝縮系をぶっむことによって活力を発揮し、マックイーンではパーソロン必殺のプリメロ=Avenaが大きかったと考えます。
メジロボサツはモーリスを見るべきでしょうが、実はメジロフランシスの配合が素晴らしく、カーネギーの母母Dernaはメジロクインシー内の印象的な種牡馬を多く持っていますし、カーネギーの持つLalun4×4はLa Troienneの血を引いており、メジロモントレーのNo Fiddlingとクロスしブリードアップさせています。 -
>>アゴ太郎さん
確かにメジロ牧場のように
後世になって評価されるようなこともありますから
種牡馬選択(=配合)の是非は
単純に種牡馬成績のみで
結論を出せるものではありませんね。
ただオカノブルーが
メジロボサツやシェリルのような
配合を重ねてきたとは個人的には思えないのです。
マイネポリーヌは
後継のマイネグレヴィル(父ブライアンズタイム)を
大事にしたいですね。
初仔(2018産)は、ゴールドシップの牝馬です。
最近悩ましいのは
母系に入ってのアグネスデジタル。
評価が難しいところです。 -
アゴ太郎さん
上で紹介されたヘリンヌリングの母、マイネポリーヌ牝系は残ると思いますし、配合もいいと思います。
種牡馬の選択もいいし、アウトブリードに寄ってた配合の中で、マルゼンスキー3×2は新たなる基幹牝馬になる資格をもっているのでは。
確かに笠先生も、種牡馬選択でキズがあると立て直すのに数世代かかるという話をしていました。
しかし、何がキズかを判断することは難しいです。結果が出なかった種牡馬でも、周囲の状況で活躍できた可能性があることは歴史が証明してます。
ただ、マルゼンスキーは現代にも通用するスピードを伝える種牡馬だと思います。 -
ファンタロウさんがいいね!と言っています。
-
>>KAGA-1さん
サンマリノ,ガーネットの全姉妹クロスですね。
スペシャルウィーク系ですと
ヒンドバース≒ミスアシヤガワになりますよ(^^)
(→マイネルテンプス)
それはさておきメイショウサムソンの場合、
ガーネットから2代続けてNasrullah系を配しているのが
その後のオペラハウス配合で活きましたね。
エイシンサンディの祖母シルバーナイキも同じですね。
ちなみにガーネットの
Orbyのクロス、Blandfordなんかは
Rough Shod(Specialの祖母)と似ていて
そこにNasrullahを配するなど
共通点があるように思います。
オカノブルーとは全く異なるベクトルです。 -
KAGA-1さん
本文からは脱線しますが、
オカノブルーの母母サンマリノって、ガーネットの全妹なんですね。
というわけで、この母系に、父メイショウサムソン産駒なんてどうかなぁ?と思いましたが、例を見付けられませんでした(−−;) -
KAGA-1さんがいいね!と言っています。