ロードカナロア×母父ハーツクライ、今後のPOGで要マークかも！？

ロードカナロア×母父ハーツクライ産駒は
2世代（3-4歳）で8頭いますが、

3歳：5頭中4頭が中央勝ち馬
そのうち2頭が重賞勝ち馬　…　ヴァルディゼール、ケイデンスコール

4歳：3頭中1頭が中央勝ち馬

という感じで
これは要注目の配合かもしれません。

シンザン記念を勝ったヴァルディゼールは
トライマイベスト≒祖母Russian Ballet（Nijinsky×Sex Appeal） 5×3

ちなみにアーモンドアイも
トライマイベスト≒ロッタレース（Nureyev×Sex Appeal） 5×2

加えて

Storm Bird≒Nijinsky 4×4

ケイデンスコールは
Storm Bird≒ノーザンテースト4×5（とFlaring Top）
（加えて母インダクティがRevoked≒Nothirdchance 5×6・7）

スズカカナロアは
Storm Cat≒スカーレットローズ 3×2
↓
https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?sire=0000337102&broodmare=0000201713&x=45&y=15

トロワゼトワルは
レディブラッサム≒Be My Guest 2×5
↓
https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?sire=0000335936&broodmare=0000308961&x=23&y=10
（Northern Dancer、Tudor Minstrel、Eight Thirty≒In Reality）

というように
ロードカナロア×母父ハーツクライの
母母の部分で

・Northern Dancer系（で母が米系＋Hyperion）
・パワーHyperion（Alibhai、Swapsなど）

の組み合わせを持っており
これはロードカナロアの母レディブラッサムも類似。

一方、母父ハーツクライは
母アイリッシュダンスが
トニービン×ビューパーダンスで
米血パワーの内包という観点では
全体的にやや弱い。

ということで

父ロードカナロア
├ 父父：パワー（キングカメハメハ）
└ 父母：パワー（レディブラッサム）

母父ハーツクライ
├ 母父：スタミナ（ハーツクライ）
└ 母母：パワー

というバランスが奏功したように思えます。

それだけハーツクライというのは
緩い血統なんでしょうね。

ロードカナロアも
Secretariat、Syrian Sea 4×5
というストライドなクロスを持っていますから
やはり母母でパワー寄りの補強をするのは
配合のバランスとして必要なのかもしれません。

ちなみに2歳馬（＝2017年産）では5頭中

・ファーゴの2017（＝ヴァルディゼールの全弟）
・イチリュウマンバイ（トライマイベスト≒Aviance 5×5）
・キョウワジャンヌの2017
・ツインエンジェルズの2017

この4頭が上記と同様なパターンなので
ここからまた重賞勝ち馬が出るようであれば
もう誰もが認めるニックス確定でしょう。

加えてハーツクライ産駒の配合自体が
母系からMy Bupersを強化するパターンで走っており
上記のような配合パターンを持つ
ハーツクライ牝馬も多いと思われるので
ロードカナロアとの配合で
活躍馬を量産する可能性すらあるかも…。

あとはアーモンドアイに続いてシンザン記念を勝った
ヴァルディゼールがどこまで勝ち進めるか、注目。
（＝ステルヴィオ級か否か…）

今年のＮＨＫマイルＣは
残念皐月賞、桜花賞のようなメンバーではなく
久々に鎬を削る過酷なレースになりそうな予感。