1259件のひとこと日記があります。
2019/06/03 10:39
ステイゴールドのマイル適性とSylkoのニアリークロス
ダービーのサートゥルナーリアも
安田記念のアーモンドアイ、ダノンプレミアムも
人気馬受難の展開でしたね〜。
出遅れとかスタートで後手を踏むと
まるで競艇のように
巻き返しが難しい「超」高速馬場なので
実力があっても勝てないという
何とも微妙なG1となってしまった感じです。
(穴党には嬉しいかもしれません…)
それはともかくとして、
ステイゴールドのG1産駒といえば
多くが中長距離馬ですが、
古馬マイルG1を勝った牡馬は
インディチャンプが初めてですね。
祖母はトキオリアリティー。
グランシルクやウインガニオンなど
母系に米血パワースピード色が強いと
ステイゴールド産駒でも
距離適性は短めになる印象。
In Reality、Eight Thirty、War Relicの
影響力が強そうですね。
インディチャンプ … Meadowlake、In Reality
グランシルク … フレンチデピュティ
レインボーライン … フレンチデピュティ
その血統的な要因としては
恐らくステイゴールドの牝系の奥に潜む
Dandelion(ロイヤルサッシュの6代母)の配合でしょうか。
Dandelion
https://www.jbis.or.jp/horse/0000393275/pedigree/
Rochester≒Simon Square 1×2
(St. Simon、St. Marguerite、Bend Orの組み合わせ)
そして、この血統背景は
Rock SandとFairy Goldの組み合わせとニアリー
Friar Rock≒Dandelion
https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?sire=0000335052&broodmare=0000399854&x=67&y=13
ここがステイゴールドの面白いところですね。
- - - - - -
この部分をさらにニアリークロスさせて
大成した代表格が
ウインブライトじゃないでしょうか。
ウインブライト
https://www.jbis.or.jp/horse/0001188466/pedigree/
ステイゴールド自身のRoyal Charger≒Sylko 5×5
(Nearco、Sun Princess≒Orpenが共通)
をさらに継続して
Sylko≒Darius 6×7
(Nearco、Solario、Arion、Securityが共通)
さらにノーザンテースト 4×4、Princely Gift 5×6も加えて
結果としてダイナサッシュ≒アドマイヤマカディ 3×3
Nearco、Solarioは、Royal Chargerとも同じですね。
バゴと母父ステイゴールドのニックスでも
このニアリークロスが存在します。
バゴの8代Straight Deal(Bustinoの母父母父)が
Solario×Weeds(Arion×Dandelion)なので
Straight Deal≒Salecraft 8×8
但し、バゴと母父ステイゴールドの場合は
Busted≒Doronic 5×5という
別のニアリークロスもありますが…。
それはさておき。
ヴィクトワールピサもBustino持ちですから
各論としてはステイゴールドとの配合で
どういう妙味があるか興味深いところです。
っていうか
ビッグレッドファームには
このニアリークロスを持った
種牡馬が居たじゃないですか (゚Д゚)ノ
イブンベイ
https://www.jbis.or.jp/horse/0000171990/pedigree/
Yasna≒Straight Deal 5×5(母系)です!
さすがにBRFには
イブンベイ持ちの繁殖牝馬なんて
もう居ないでしょうねぇ〜。
ゴールドシップとイブンベイの配合が
もしも実現していたらどうなったでしょうか…。
- - - - - -
で、安田記念勝ちのインディチャンプ、
鳴尾記念3着のステイフーリッシュは
ステイゴールド×キングカメハメハ〜。
(モーベットはオルフェーヴル×祖母父エルコンドルパサー)
ステイゴールド系×母父キングカメハメハ(Kingmambo?)は
少しマークする必要あるかも…。

- サートゥルナーリア
- アーモンドアイ
- ダノンプレミアム
- ステイゴールド
- インディチャンプ
- トキオリアリティー
- グランシルク
- ウインガニオン
- パワースピード
- ステイゴールド産駒
- In Reality
- Relic
- Meadowlake
- フレンチデピュティ
- レインボーライン
- ロイヤルサッシュ
- ウインブライト
- Royal
- Sun Princess
- Orpen
- Darius
- Solar
- Arion
- Security
- ノーザンテースト
- Princely Gift
- ダイナサッシュ
- アドマイヤマカディ
- バゴ
- Straight Deal
- Bustino
- Busted
- Doronic
- ヴィクトワールピサ
- ファー
- イブンベイ
- ゴールドシップ
- ステイフーリッシュ
- キングカメハメハ
- モーベット
- オルフェーヴル
- Kingmambo
-
KAGA-1さんがいいね!と言っています。
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このはさんがいいね!と言っています。
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>>アゴ太郎さん
ダイナサッシュは未勝利馬でしたから
普通に考えれば
繁殖入りは微妙だったはずですし、
ゴールデンサッシュも
サッカーボーイの活躍がなかったら
果たしてどうだったでしょうか…。
そしてサンデーサイレンスが日本に来て
でもステイゴールドは社台SSには入れなかったのに
オルフェーヴルが出て…。
確かに緊張と緩和の配合の賜物とはいえ、
そこは社台さんの資金力や
信念があっての結果だとも思うのです(^^)
今のところ母父キンカメを上手く活用しているのも
結局、ノーザンファームですし…。 -
アゴ太郎さん
補足ですが、実はSylkoって当時の超良血馬なんですよね。
Darius≒Sylko
https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=77&y=9&sire=0000334199&broodmare=0000385534
Dariusは当時の有力馬で、種牡馬としても活躍。
あとは緊張→緩和の配合だけでも名牝は作れる。
というわけで、ロイヤルサッシュもダイナサッシュもゴールデンサッシュも、みんなそれぞれ名牝という恐ろしい牝系が出来上がったと思ってます。
インディがマイラーなのは、当たり前の話をすれば欧州血統が足りないからだと思います。個人的には、ステゴはスピードを伝え、パワーとスタミナは配合や母系から補うタイプです。その意味ではトキオリアリティーが強く出ている。
ただしレアリスタを見ると、キンカメの役割は素晴らしいとも思います。 -
>>カネツクロスさん
フェノーメノは
血統背景を鑑みると
やっぱりナカヤマフェスタ寄りではないかなぁ〜
と思ってしまうので、
むしろタイプが異なるオーシャンブルーのほうが
確変的な一発大物が出るんじゃないかと
うがった見方をしてしまう今日この頃なのです(^_^:)
(でも残念ながら初年度産駒は13頭しかいない…) -
>>アゴ太郎さん
Sylkoの母の父Orpenが
Sundridge、Amphora 3×3で
Sun Princessと超ニアリーとなって
Royal Charger≒Sylkoっていうのが
あの瞬発力の源なんでしょうね(^^)
そこにDomino由来の米血スピードを
トキオリアリティーから
たっぷり注入したら
マイラーになったのかも…。
Traceryはノーザンテーストらしさの一旦でもあり
Dandelionともニアリーですよね。
ここがパワーの核心部であることは
これまでのステイゴールド産駒活躍馬が
証明していますよね。
そういう観点で考えれば
キングカメハメハ〜Kingmamboとの相性がいいのは
ごく自然の成り行きかもしれませんね(^^) -
カネツクロスさん
そういえば血統家の亀谷氏のが今回のダービーの血統解説してるの見てて、サートゥルナーリア!父スピード型×父スタミナ型の新しい未来が開けるかもしれない!って言ってましたね(笑)私はあまり、こういう考えがなかったのですが、今までは父スタミナ型×母スピード型の馬が多いですよね〜今更ですが、目からうろこでした(笑)なるほどな〜と!父ステゴ系×ロードカナロアは、所謂インディ的な考えですよね!フェノーメノ×母父ロードカナロアが見てみたい!フェノーメノちょっと期待してるんですがね〜どうですかね〜^^
-
>>カネツクロスさん
ステイゴールド系種牡馬は重厚な配合が多いので、
インディチャンプは異色でしょうね。
単純に思いつくのは
クロフネとかフジキセキ牝馬との配合でしょうか…。
試金石としてリアルインパクトがどういう産駒を出すか、
トキオリアリティーの影響力は興味深いところです。
それはさておき、
近未来、ステイゴールド系×ロードカナロア牝馬から
活躍馬が出るのではないかと睨んでおります。
(父スタミナ×母父スピード配合)
ステイゴールドと
Kris〜Sharpen Upの配合も面白いですよ(^^) -
アゴ太郎さん
大好きな馬なので、ステイゴールドの話は嬉しいです。
競馬は良いですね。亡くなっても、生きているかのように話ができる。
ステイゴールドでカギとなってる種牡馬を1頭選べと言われれば、Sundridgeと答えます。可能ならTraceryでしょうか。
上でも名前が出てますが、Sylko〜ロイヤルサッシュの流れの中で固定化され、His Majesty等のRibot系からスピードを引き出すうえでなくてはならない特性だと思います。
また、ノーザンテーストの3代母Sister Sarahはステゴらしい種牡馬が大体入っているように思います。
キンカメとの相性はいいと思います。マンファス内に相性が良い種牡馬が多いことと、ノーザンダンサーが強いミスプロ系であることはプラスだろうと思います。
インディチャンプはさらにトキオリアリティーのパワーを兼備させたような印象で、いい配合だなぁと思います。 -
アゴ太郎さんがいいね!と言っています。