ヴァンセンヌ、案外ディープっぽい種牡馬かも！

今年は新種牡馬の当たり年と言われていますが
この世代は、そもそも社台SSが

エピファネイア
キズナ
リアルインパクト
スピルバーグ
フェノーメノ

といった良血の新種牡馬を多数導入しており
これらの種牡馬には
もちろん社台グループの繁殖牝馬群や育成の
強力なサポートもあるので
いいスタートが切れたようにも思います。
（無論、種牡馬の能力も侮れませんが…）

一方、社台SS以外の種牡馬で
現時点で中央勝ちの産駒を輩出した新種牡馬は、
以下の通り。

勝馬数　初年度産駒の種付数/血統登録数
馬名　…　種付料

3　127/90　マジェスティックウォリアー … 180万円
2　131/86　ワールドエース … 50万円
2　109/78　ゴールドシップ … 300万円
1　103/64　カレンブラックヒル … 70万円
1　128/86　トゥザワールド … 50万円
1　60/40　ヴァンセンヌ … 30万円

ここで注目したいのはヴァンセンヌ。
産駒数も少なめですし、種付料も安い。

これはもしかしたら
「神」種牡馬の可能性も…！？

実は産駒で初勝利のイロゴトシを
九州産馬狙いでPOG指名したのもあって
個人的には注目していた種牡馬でもあります。

ヴァンセンヌは
初重賞勝ちが6歳と遅咲きのイメージですが
3〜5歳時は骨折と屈腱炎などの脚部不安が続き、
普通なら条件馬で終わるパターンです。

なので競走馬としての能力は高く
種牡馬としても、可能性十分と睨みました。

配合的には
Sir Gaylordのクロスを持つ
ディープインパクトの後継種牡馬で
自身もストライドで
直線一気に追い込んでくるタイプでしたから
母系からスタミナ、頑強さを補強しつつ
Halo≒Sir Ivor譲りのスピード、俊敏さの劣化も
防ぎたいところでしょうか。

一方、母系（フラワーパーク）の

母父：Abernant≒チャイナロック 3×2
母母父：ノーザンテースト
母母母：Herbager、セントクレスピン（〜Aureole）

というHyperionとSon-in-Lawの
スタミナや粘着力もベースとして内包しているので
ディープのLyphard、Burghclereとの相乗効果で
配合次第では
距離が延びても走る産駒が出るかもしれません。

まだそれほど注目はされていないと思うので
セリでも良駒が
リーズナブルに入手できるかも！？

ちなみにセカンドクロップ（＝1歳）は
血統登録35頭（種付50頭）のみで
そのうち以下の11頭が
来週のHBAサマーセールに上場予定。

8/19
■トップギャルの2018（牡 ワイルドラッシュ）
■ラブイズカヌマの2018（牝 タイキシャトル）

8/20
・クインズジュエリーの2018（牝 ハービンジャー）
・キャサリンの2018（牝 ソングオブウインド）
・クラウンリバーの2018（牡 ダンツシアトル）… 欠場？
・セイシンアスリートの2018（牡 ナリタトップロード）

8/21
・レトロトウショウの2018（牡 マイニング）

8/22
・エーシンフォチュナの2018（牡 エイシンプレストン）
・テーオーバーキンの2018（牝 ヴィクトワールピサ）
・フィールドボニータの2018（牝 コロナドズクエスト）
・ヤマシロギクの2018（牝 アフリート）

■は配合で個人的に注目している上場馬。
ウイン、買ってくれないかなぁ〜。