ディープインパクト系種牡馬のサンデークロス

ディープインパクト系も
キズナ産駒の活躍で
ようやく後継種牡馬の目処が立った観はありますが
配合においては留意すべきところがあります。

・サンデーサイレンスのクロス

キズナ産駒の活躍馬を見ても
サンデークロス馬はほとんどいません。

ディープインパクト系全体を見渡しても
活躍しているのは

・アイラブテーラー（トーセンラー、5勝）
・ロードブレス（ダノンバラード、4勝）
・クリスティ（キズナ、2勝）

ぐらいでしょうか。

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アイラブテーラーは
祖母タケショウティアラに

チャイナロック 3×4

という強いクロスがあります。

ディープインパクトの5代母Hypericumと
チャイナロックは配合構成が似ていますから
勘所はここでしょうね。

祖母の父ニホンピロウイナーというのも
Habitatを通じるSir Gaylordクロスで
ヴァンセンヌ的です。

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一方、ロードブレスとクリスティは
どちらも母はディクタス持ちですから
祖父ディープインパクトの間に

Busted≒Doronic（父Worden）

というショウナンパンドラ的な
ニアリークロスを持ちます。

さらにどちらも祖母の父フジキセキなので
ディクタスとの間に

Le Fabuleux≒Worden

というニアリークロスを
母方に内包します。

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結局、上記の3頭は
ディープインパクトの祖母Burghclereの
スタミナや底力を引き出す
組み合わせのクロスを
繁殖牝馬側が内包している点で共通しています。

ディープ系種牡馬でサンデークロスがある場合、
その取捨に際して
上述のような配合の有無を留意して
母方の血統を見てみる必要はありそうです。

個人的には、日本に復帰後、
昨年108頭に種付けした
ダノンバラード産駒の配合で見極めたいところです。