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2020/06/23 19:21
高速馬場と牝馬、そしてNorthern Dancer
日本の高速馬場は
東京と京都だけかと思いきや
今年の函館競馬場も例年より時計が速く、
どうにも勝手が違います。
アーモンドアイじゃありませんが
こうなると斤量の軽い「牝馬」が優位で
ちなみに1回函館の「芝」レースでは
28レース中18レースで牝馬が勝っており
余程馬場が悪化して
時計が掛かるようにならない限り
この傾向はしばらく続きそう…。
一方、ただ単に馬場が軽くなったから
牝馬が強くなっただけでなく
配合的には、血統表5〜6代での
Northern Dancerの多重クロスが
牝馬のスピードを
支えているのではないでしょうか。
オルフェーヴルが盛り返してきたのは
非力な血統の繁殖牝馬との配合で
吉と出た結果だと思います。
逆に欧州色の強い牡馬は受難の時代か。
(特に古馬路線では…)
天皇賞(春)から
宝塚記念のローテーション。
なかなか難しいかも…。
クラブ馬でも以前ほど
牡馬と牝馬の格差がなくなってきました。
ま、既知かとは思いますが
血統(配合)や馬体が良ければ
牝馬のほうが割安かもしれませんね。
注目はNorthern Dancer色の強い
母父キングカメハメハ産駒。
デアリングタクトの活躍もあって
現在BMSランキング1位。
2006年から続く
サンデーサイレンスの
BMS首位の座を今年、奪うかもしれません。
キンカメはサンデーと同じく
BMS歴7年目で2位です。
サンデー並みのポテンシャルがある証拠。
と同時に牝馬でも
多くの活躍馬を輩出しているのも
その要因の一つでしょうね。
今現在、サンデーサイレンスのクロスは
3×3、3×4(4×3)など世代が近くて
やや中途半端な段階であり、
今後、4代、5代と後退して
多重クロス化かするまでは
まだ数年は必要かもしれません。
一方、Northern Dancerがまさに今、
いい塩梅で世代が後退して
クロスの弊害が出にくくなって旬な印象。
あとは、如何にして
血統表上に異系を挟むか…が配合の勘所か。
ハーツクライ、ダイワメジャーなど
サンデー直仔の種牡馬が高齢化しつつある中、
父か母が非Northern Dancerの種牡馬に
活躍の機会が増えつつあるのでは…と思う次第。
エピファネイアがその筆頭格でしょうか。
キンシャサノキセキやバゴ、
タートルボウル産駒から活躍馬が出ているのは
そういう時流に乗っているのではないかと
睨んでいます。
ジャスタウェイもこの2歳世代が3世代目。
そろそろ一発あるかも!?
出戻りのダノンバラードも
チャンスじゃないかなぁ〜。
イスラボニータ、レッドファルクスは未知の魅力。
大穴でビーチパトロールか。
今後、種牡馬で一発大成功を狙うなら
サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、
トニービンのように
非Northern Dancerの種牡馬でしょうね。
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<参照ひとこと日記>
2020/06/14 12:22
Northern Dancer多重クロス馬
2020/06/06 11:17
モーリス×ゼンノロブロイ
2019/12/18 13:06
ホッコータルマエのBold Forbes
2019/12/12 19:19
非サンデー、非キンカメ(=非ND)の存在価値