ゴールドシップのニックスを探る 〜 マイネエカテリーナの2019

先週7/25の札幌・利尻特別（芝2000ｍ）で
2勝目を挙げたマイネルソラスは、
募集時にゴールドシップ産駒として
配合や馬体がいいと思ったものの
当時はのちに出資した
ウインベイランダーのほうが
上だという認識だったのと
ラフィアン「100口募集」ということもあって
出資を見送った経緯があります。

どちらも母系に

・トニービン … ラークスパー≒Severn Bridge
・テスコボーイ … Princely Giftクロスの継続

を内包する点で共通。

ゴールドシップの勝ち馬の血統を見ていると
配合には割と素直に反応する印象で
換言すれば、
ニックス配合の歩留まりがいいタイプの
種牡馬のように思えます。

その観点で注目したいのは
ゴールドシップ×ブライアンズタイム。

現時点での勝ち馬は以下の4頭。

・クロノメーター（2勝）
・バトーブラン、ユーバーレーベン
（＝母マイネテレジア）
・エドノフェリーチェ

エドノフェリーチェの
3代母ハギノトップレディは
上述マイネルソラスの
4代母でもありますね。

ゴールデンサッシュ
父ディクタス
母ダイナサッシュ Nearco 4×4・4

ハギノトップレディ
父サンシー
祖母ミスマルミチ Nearco 4・4×4

この継続が奏功している可能性十分。

一方、それ以外の3頭の母は

・ブライアンズタイム
・Nureyev≒Sadler's Wells

の組み合わせを内包します。

ちなみに私の出資馬ウインルーアも

・Roberto
・His Majesty（＝Graustark）
・Strait Lane（≒Golden Trail）
（⇒ ここまででブライアンズタイム）
・Nureyev

という部分で
血統構成は類似しています。

で、気になっている1頭がいます。

・マイネエカテリーナの2019
（牡 青鹿 2019/6/3 1500万円 栗東・長谷川浩大予定）

祖母マイネヌーヴェル（＝マイネテレジアの母）

これだけで十分条件は揃いますが、
特に注目したいのは
母父アグネスタキオンで生じる

トライバルチーフ≒Raja Baba（〜Missy Baba） 5×5

この早熟スピードクロスは
2歳戦の早期デビューに
本領を発揮するんじゃないでしょうか！？

コスモジェミラ
トライバルチーフ≒Missy Baba 5×6

コスモアシュラ
トライバルチーフ≒Gay Missile（〜Missy Baba） 5×6

ウインキートス
トライバルチーフ≒Missy Baba 5×4

フェルマーテ
トライバルチーフ≒Raja Baba（〜Missy Baba）5×6

cf. ウインベイランダー
トライバルチーフ≒バンブーシザラ 5×5

母父アグネスタキオンと

Fair Trial、My Babu
Umidwar

との配合については
コメント欄にも追記しました。

母マイネエカテリーナは、2戦1勝ですが、
鼻出血による引退がなければ、
もっと活躍できたはずで
繁殖牝馬としての
伝える能力も高いのでは…と推察。

2019/6/3生と
遅生まれなのは留意すべきですが
母や半兄姉は、
500kg前後と馬格はあります。

2020/6/29現在の測尺は

馬体重 386kg 体高 155cm

ちなみに同時期のマイネルソラスは

馬体重 390kg 体高 150cm

でしたから、
現時点での体高も考慮すれば
少なくとも450kg以上にはなると推測。
（カタログの3歳春推定490kg）

馬体も立ち写真より
募集DVD動画のほうが好印象で
すらっと伸びる後躯の歩様は
ゆったりと踏み込みも程よく
前肢の柔らかさもあるので
ストライドが伸びる走りになりそう。

但し、情報の少ないラフィアンでは
今後の馬体の成長が解りにくいのが
難点なところ。

ただ7/27現在、残口79口ですから
すぐに満口になることはないでしょう。
今しばらくは様子見できそう…。

でもラフィアンは
事実上、退会状態。
（＝ウイン用の一般会費のみ納付）

いや、ゴールドシップ産駒の良駒がいれば
復活もありかなぁ〜。

出資申込書、
一応、捨てずにとっておくか…（迷い中）