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2020/07/28 12:01
ゴールドシップとトライバルチーフ
今年の2歳戦、
ゴールドシップ産駒が好調です。
ここまで中央で
11頭が出走、4頭か勝ち上がり(4勝)
おまけに勝ち馬の単勝は
全て10倍以上なので
「JRA 夏の2歳単勝」馬券ファンへの
貢献度も高いでしょう!
父ゴールドシップと同じように
3〜4コーナーまでに好位へ押し上げて
そこから最後の直線で
長くいい脚を使って先頭ゴールイン!
というパターンが多いですね。
以下、主な種牡馬の中央2歳戦成績
(7/28現在、産駒数 - 出走頭数 - 勝馬頭数)
79-11-4 ゴールドシップ
138-27-4 キズナ
143-23-1 エピファネイア
189-23-5 ドゥラメンテ
133-19-4 リオンディーズ
118-10-3 アジアエクスプレス
102-13-2 マクフィ
101-14-2 ラブリーデイ
176-23-1 モーリス
73-20-1 ミッキーアイル
108-23-6 ダイワメジャー
141-14-5 ディープインパクト
88-16-3 スクリーンヒーロー
61-15-2 マツリダゴッホ
173-15-2 ロードカナロア
110-14-2 オルフェーヴル
157-18-1 ルーラーシップ
ちなみに
ゴールドシップ初年度産駒は
サトノゴールド、ブラックホールが
昨年の7〜8月に幸先よく勝ち上がり、
札幌2歳Sもワンツーでしたが
その他の産駒は、
10月まで未勝利でしたので
やはり父ステイゴールドや
オルフェーヴルのように
晩成タイプかと思っていました。
血統表から
2歳戦での活躍を探るとすれば
オルフェーヴルとの違いとなる
祖母パストラリズム、
その中でも特に
トライバルチーフでしょうね。
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Princely Gift系の御三家
(生年、日本での種牡馬導入年)
テスコボーイ(1963、1968〜)
バーバー(1965、1969〜)
ファバージ(1961、1971〜)
トライバルチーフは、1967年生まれで
1976年、日本で種牡馬入り。
導入は上記御三家の成功後にもかかわらず
初年度産駒から2年連続(1979,80年)で
3(現2)歳リーディングサイアー。
トライバルセンプーなど
優秀なアラブも輩出するほどでしたから
産駒に伝える早熟スピードなど
種牡馬能力は高かったと思われます。
しかしながらクラシック勝ち馬は出せず
僅か4世代(195頭)で早世してしまったのが
印象の薄い要因でしょうか。
・仕上がり早くて粘り強く、
・加速力に優れ、勝負根性もあるが
・鋭い脚のあるタイプではない
(サラブレッド血統事典より一部抜粋)
これってゴールドシップっぽいですし、
洋芝小回りの2歳戦向きな感じ。
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で、祖母パストラリズムは
トライバルチーフも含めて
Royal Charger、Nasrullah 6・6×4・5
ここがゴールドシップの
スピード源でしょう。
手っ取り早く
Royal Charger、Nasrullah 3×3 の
Robertoをクロスする馬も多いです。
(米血パワーも補給できますし…)
ロージズインメイも
父Devil His Dueが内包する
Hail to Reason
Spring Sunshine
の部分でRobertoと
ニアリークロスになります。
さらにプルラリズムの
Bull Lea 5×5
これが伝わると体型的にも
小回り適性が高まりますので
ますます2歳戦向きの脚質になる印象。
2020/02/05 01:51
ゴールドシップとBull Leaクロスと低燃費
ちなみにオルフェーヴルの
祖母エレクトロアートは
Nasrullah、僅か1本のみ。
オルフェーヴル産駒が
パワー寄りで
軽快さやスピード不足に感じるのは
このあたりもあるでしょうか。
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それはさておき、
改めてトライバルチーフ。
岡田さん、BRF,CVF産の活躍馬に
案外、縁がありますね。
コスモバルク
母父アドマイヤコジーン
⇒ ウインブライト、ペルソナリテ
ビューティマリヤ牝系
⇒ コスモフォーチュン、コスモプラチナなど
そして
種牡馬ゴールドシップの導入。
岡田さん悲願のクラシック制覇は
スクリーンヒーロー産駒ではなく
ゴールドシップ産駒じゃないかなぁ〜
という気がする今日この頃。