ラブリーデイからドゥラメンテ的に斬れる配合の模索

今年の新種牡馬の注目は
ロードカナロア、ルーラーシップに続く
キングカメハメハの後継種牡馬に

ドゥラメンテ
リオンディーズ
ラブリーデイ
ホッコータルマエ

このキンカメ主力部隊ともいえる4頭が、
加わることができるか否か。

今のところは順調な滑り出しで
あとはホッコータルマエに
中央で勝ち馬が出れば、
一安心といったところでしょうか。

で、この4頭のうち
ラブリーデイを除く3頭は
シンジケート満口で
ここまで3世代（2017-2019年）は
150頭以上の種付を維持しているので
しばらくは安泰でしょう。

一方、ラブリーデイの種付頭数は
138、122、94頭と昨年、既に100頭割れ。
ややジリ貧で心配なところです。

しかしラブリーデイの初年度産駒は
ここまで中央で14頭出走で3頭が勝ち馬。

ジャカランダレーン
フクノラプラーニュ
クールシャワー

このうち2頭は
サンデーサイレンス（以下、SS)のクロス馬。

母父ダンスインザダークも
SSクロスの耐性が比較的ありますから
ラブリーデイのSSクロス配合の自由度は
高いような気がします。

ここはドゥラメンテより有利ですね。

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ラブリーデイの血統は
様々な要素の複合型ですが
それらの特徴を大まかにまとめると

・持続力のある末脚
・機動力

この2つを中心とした「総合力の高さ」で
宝塚記念、天皇賞（秋）を勝った競走馬。

ゆえに好位からの競馬が大前提
というタイプですね。

換言すれば、
レベルの高い器用貧乏。

そこで欠点を挙げるとすれば、

「突出したスピード、瞬発力」

配合の狙いは
そのあたりではないかと推測。

スピードという観点で注目したいのは
6代母グレートターフ（≒テスコボーイ）

https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=32&y=15&sire=0000333299&broodmare=0000015746

Red God（＝Nasrullah＋Tom Fool）←ここ大事
Nearco 3×3
Alycidon
Blandford 5×5･6

スピードとスタミナのバランスに優れた
配合ですね

これを軸に
トニービンでストライドを増幅して
3代母グレイスルーマー。

で、最後の味付けに
キンカメからSpecialとHornbeam。
（他、いろいろと「万能」の素を…）

芝向きのスピード強化の勘所は、
ここじゃないかなぁ〜。

ちなみに勝ち馬3頭のうちの2頭が
Blushing Groom持ちというのは
この現れじゃないかと。

https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=46&y=18&sire=0000335274&broodmare=0000015746

しかもBlushing Groomの祖母Aimeeは
キンカメの5代母ですから
ニックスな血統かもしれませんね。

で、さらにジャカランダレーンは
母父ディープインパクト。

ウインドインハーヘアも
大局的には同じベクトルの血統ですが
キンカメのラストタイクーン弄りにもなって
決め手より機動力強化な感じです。

一方、RobertoやNureyevを弄ると
パワー機動力が出動して
小回り巧者で決めて不足になりがちかも…。

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ラブリーデイって馬体を見ると
脚短め、胴長めで
一回り小柄な
ダンスインザダークですね。

ラブリーデイ
https://www.jrha.or.jp/stallion/horse/?name=Lovely_Day

ダンスインザダーク産駒の
活躍馬の配合も
参考になるかもしれません。

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今週出走するラブリーデイ産駒も
興味深い配合。

スバラシイヒビ
8/15（土）新潟1R・2歳未勝利（芝1800ｍ）

ロンギングバース
8/16（日）新潟3R・2歳未勝利（芝1200ｍ）

勝機はロンギングバースかもしれませんが
配合的に上積みを期待したいのは
スバラシイヒビかな…（穴狙い）

しなやかに伸びるストライドの斬れは
明らかに直線の長い新潟コース向き。

前走の終いの伸びは必見ですよ(^_^)

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2019/08/30 10:07
ラブリーデイを考える…