Solarioと日本の名馬の血統

今週から東京競馬に開催変わりですが
2月の東京開催といえば
個人的には
フェブラリーSより共同通信杯。

今のところ出走予定馬は

・ステラヴェローチェ
・シャフリヤール
・カイザーノヴァ
・キングストンボーイ
・エフフォーリア（POG馬）

なかなかのメンバーで、
上位馬は皐月賞でも有力でしょう。

今年のクラシックは混戦で
難しくなりそうですね。

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共同通信杯は、副称「トキノミノル記念」

トキノミノルの父セフトは
1947〜1951 リーディングサイアー。
（トキノミノルは1948年産）

そのセフトの血統で注目したいのは

Sun Worship

日本の名馬には必須の血統Solarioの母です。

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Solario（Gainsborough×Sun Worship）は

ヒンドスタン（母父Solario）
(1961〜1965,1967,1968 リーディングサイアー）
→ シンザン（1961）は、Sun Worship 4×5
（ヒンドスタン、セフト）

テスコボーイ（母母父Dasturの父Solario）
(1974,1975,1978,1979 リーディングサイアー）
→ ミスターシービー（1980）は、Solario 6×6・7
→ サクラユタカオー（1982）は、Solario 5×7・5

Royal Charger（母父Solario）
→ シンボリルドルフ（1981）の母父父父Royal Charger
そしてHail to Reason（祖父Royal Charger）から
HaloやRobertoと父系を伸ばし、
日本の高速競馬の代名詞といえばRoyal Chargerでしょう。

ディープインパクトは
Royal ChargerとBustedがSolario持ち

ステイゴールドは
Royal ChargerとWorden、SylkoがSolario持ち

Royal Chargerから
Solarioを取るとNasrullahになりますが
Mill Reefなど一時は大人気だったNasrullah系が
日本で父系として残れなかったのは
Solarioがなかったからではないでしょうか。

同じスピード血統でも加速力と
Gainsboroughのスタミナが違います！
（※ 諸説あります）

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Sun Worshipの血統で重要なのは

Sundridge（欧州の快速血統）
Ayrshire

この組み合わせは
Nasrullahの父Mumtaz Begumにもあります。

Royal Chargerの母Sun Princessは
SolarioとMumtaz Begumで
Sundridge、Ayrshireの
組み合わせを2つ持ちます。

そして
スタミナ系のGainsboroughと交配された
Sun Worshipの子Solarioは
Ayrshireの戻し配合となり、
（Hampton、Galopin、Thormanby、Stockwell、Honeysuckle＝Newminster）
母父Sundridgeのスピードと和合して
スタミナとスピードのバランスのいい血統として
脈々と日本に根付いています。
↑
ここ、多分テストに出ます。

そして、そのAyrshireの血統は
ニアリークロスの塊です。

ちなみにセフトは、Ayrshire 4×4
しかもTetratemaの父The Tetrarchの
祖父Le Samaritainと
Ayrshireの祖母Feroniaはニアリーでもあります。

テスコボーイは、Ayrshire 8×7・8
Dastur（父Solario）が、Ayrshire 4×5 です。

シンボリルドルフの母スイートルナは
Royal ChargerとTetratemaがあるので
セフト同様に
Ayrshire≒St. Serf 8・10×7・6

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よくわからなかった方は
とりあえず

Solario
Ayrshire

この二つだけ覚えておくだけでも
血統表を見るのが面白くなると思います(^_^)
（特に奥のほうの血統）

予習される方は
栗山求さんのブログ記事をご参照ください。
↓
現代に待ち望まれる Orme
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/03/orme-e776.html