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2021/03/01 16:34
バレークイーンとキロフプリミエール
名牝シーザリオが亡くなりました。
現役時、配合を見て
真っ先に思い浮かんだのは
フサイチコンコルドです。
・マルゼンスキー≒Caerleon
・レディーシラオキ≒イングリッシュプリンス
そして
・Sadler's Wells(のHail to Reasonをクロス)
ひと昔前のSadler's Wellsといえば
日本の軽い馬場には重厚(鈍重)で不向き
というのが一般的でしたが、
フサイチコンコルドで
その印象は大きく変わったと思います。
恐らくHail to Reasonのクロスが
日本向きSadler's Wellsのポイントでしょうね。
(他にもありますが…)
さらに、その2世代後(1995年)に出た
エルコンドルパサーが
後に凱旋門賞で2着でしたから
Sadler's Wellsをカスタマイズした
日本馬での凱旋門賞制覇も近いと
思ったものです。
閑話休題。
フサイチコンコルドの母バレークイーンは
その後も次々に活躍馬を輩出し、
晩年にはアンライバルドが出て
G1馬2頭の母となり
ファミリーも繁栄しています。
で、バレークイーンと同じ頃、
同じく父Sadler's Wellsの
繁殖牝馬キロフプリミエールも
ノーザンファームで供用されていましたが
1993年のフサイチコンコルドから
9年の歳月を経て誕生したのがシーザリオ。
その後の活躍はご存じのとおりです。
父はサンデーサイレンスではなく
スペシャルウィーク。
名牝には名牝たる配合の流れが
あるように感じます。
ノーザンファームとしては
あとはリッスンから
G1馬が出れば…というところでしょうか。
もしくは後継の
タッチングスピーチに期待ですかね。
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で、フサイチコンコルドの陰に隠れていますが
ミスタービッグベンも忘れてはいけませんね。
ヘヴンリーロマンスの半兄ですから…。
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シーザリオのように
Sadler's Wellsを内包し
Hail to Reasonをクロスしている繁殖牝馬は
成功している印象です。
Sadler's Wellsが持つ血統で
軽さ、スピードの部分はHail to Reasonですから
ここを強調するのは、
配合的にも理にかなっています。
エピファネイアは
Hail to Reason(〜Royal Charger)色の強い
シンボリクリスエスを配合したのが
種牡馬として成功している要因の一つと思われます。
(=Hail to Reason的な瞬発力)
キンカメ系を配したリオンディーズや
サートゥルナーリアとは明らかに異なるかと。
その観点でアリストテレスの血統を見ると
シンプルで綺麗ですね。
アドミラブルの初年度産駒も楽しみです(^^)
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チャンキーさんがいいね!と言っています。
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塞翁が馬さんがいいね!と言っています。
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広瀬北斗さんがいいね!と言っています。
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エル uuuuu !さんがいいね!と言っています。
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>>塞翁が馬さん
タワーオブロンドンもいい種牡馬になりそう〜。 -
塞翁が馬さん
忘れちゃいけませんでしたー
シンコウエルメス!!
この辺りの種牡馬が成功すすると楽しいなぁー
日本の未来も明るいかな(ここは適当(;'∀')) -
エピファネイアとモーリス
父は、Roberto系で母父サンデーサイレンス系
母は、Sadler's Wells持ち
アドミラブルの前に
ディーマジェスティはどうかな…。 -
>>塞翁が馬さん
キロフプリミエールの初仔プロトンは
当時、西の伊藤雄二厩舎の超大物(候補)として
記憶にあります。
それこそ今のシーザリオ産駒をも超える
超良血という印象でした
1990年代、Sadler's Wellsが欧州を一気に制覇し、
その波が日本にも来たという感じで
オペラハウス、フレンチグローリー、
カーネギー、オールドヴィック
ハンティングホーク、ドリームウェルなど
種牡馬も多く導入されましたが
G1馬が出たのはオペラハウスのみで
全体としてはイマイチでしたね。 -
>>カネツクロスさん
Sir Gallahad、 Bull Dogが出るF16号族ですから
NijinskyやHail to Reasonと相性はいいでしょうね。