日高のキングカメハメハ系

キングカメハメハ（以下、キンカメ）産駒のG1馬12頭で
現役を引退した11頭のうち

ロードカナロア
ドゥラメンテ
レイデオロ

を除く8頭は、全て日高で種牡馬入り。
（馬名の前の数字は初年度年産）

2015　■ ローズキングダム（SS）
2016　ベルシャザール （SS）
2017　タイセイレジェンド（メジロマックイーン）
2017　ハタノヴァンクール（ブライアンズタイム）
2018　ホッコータルマエ（Cherokee Run）
2018　■ リオンディーズ（スペシャルウィーク）
2018　■ ラブリーデイ（ダンスインザダーク）
2020　■ ミッキーロケット（Pivotal）

■:芝G1馬

しかし今のところ
これといった活躍馬は出ておらず
キンカメ後継は
社台SS勢に圧倒されているのが現状かと。

ちなみに日高キンカメ系産駒の
賞金獲得上位馬（5000万円以上）は
僅かに以下の10頭のみ。

9088　4勝　ロザムール … ローズキングダム
8812　5勝　カラテ … トゥザグローリー、東京新聞杯
8362　3勝　アンブロジオ … ローズキングダム、社台・白老F産
7961　3勝　ゲンパチルシファー … トゥザグローリー
6038　3勝　シャイニーロック … ベルシャザール
5906　3勝　オルクリスト … トゥザグローリー
5824　2勝　セイヴァリアント … ベルシャザール、
5250　3勝　■ リプレーザ … リオンディーズ、兵庫CS
5226　3勝　■ ソルトイブキ … ベルシャザール
5033　3勝　■ サペラヴィ … ローズキングダム

■：SSクロスあり

こうして見るとキンカメ系でも
サンデーサイレンスを内包する種牡馬は
やはり配合に難しさがある印象がします。

その観点で注目したいのは
ミッキーロケット。

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ミッキーロケット 優駿SS種牡馬展示会2021
↓
https://youtu.be/aU2Y05MswQA

ミッキーロケット JRHA Stallions in Japan 2021
↓
https://www.jrha.or.jp/stallion/horse/?name=Mikki_Rocket

種付料は
2019年度より50万円で据え置きのまま。
リーズナブルに抑えられています。

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キンカメ系の非サンデー芝G1馬は
日高で初めての導入で
サンデー牝馬との配合はし易いはず。

さらに祖母Sabreonの血統構成が
クロカミとニアリーで
Hail to Reasonクロス絡みのナスキロ3本は
使い勝手がありそう。

2020年産の初年度産駒64頭のうち9頭が
母父ディープインパクトというのも頷けます。
（そのうち3頭がNF産、1頭が社台F産）

一方、Northern Dancerの
重厚なクロスが煩いのが難点。

Northern Dancer 5・5・7×5・5
Nureyev 4×4
Nijinsky 6×4

スピード不足が感じられるので
母父または母母に
スピード系非Northern Dancer米血で
ある程度の緩和が必要かも…。

ロードカナロア（やレイデオロ）は
自身に米血スピード血統を持つのが強みかと。

いずれにせよ配合次第では面白い存在。
今年の1歳セリ市場で注目したいと思います。

2020セレクトセール当歳
No482 レーヴルシードの2020（父ミッキーロケット）
なんと2000万円！
↓
https://www.jrha.or.jp/select/2020/482.html