Frankel、Kingman、いえいえScat daddyを忘れずに！

今週で6月の東京・阪神開催も終了し、
夏のローカル競馬へと移行しますが、
その区切りとしての
阪神の2歳新馬戦と宝塚記念。

6/27（日）阪神・2歳新馬（芝1800ｍ）は
有力馬が出揃いましたが
多分、レッドベルアームが
モノの違いで完勝すると見ています。
ただハーツクライ産駒だけに
G2級かもなぁ〜（もしくはG1で2着まで）

で、個人的な注目馬は
Scat Daddy系産駒の2頭。

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まずは
6/26（土）阪神・2歳新馬（芝1400ｍ）

・アグリ

父Caravaggioは
2015年にScat Daddyが急死し、
その後継としてCoolmoreが導入。
この世代が初年度産駒。

Caravaggioの良さは
母Mekko Hokteが
異系（米血スピード）の塊であるということ。

そして母父War Frontから
Rubianoでクロスさせて
米血スピードを強化しているのは
言うまでもありませんが
そこはあくまでも血統の「各論」であって
それだけなら多分、
早熟なただの短距離馬かもしれません。

何よりアグリのいいところは

┌父父：Scat Daddy … MP 4×2　ND 5×4
┌父母：Mekko Hokte … MP、NDなし ←ここ大事！
父：Caravaggio
母：オールドタイムワルツ … MP 5×5、ND 3・6×4・7・7
└ 母父：War Front … ND 2×5
└ 母母：Together … ND 3×6・6

MP＝Mr. Prospector
ND＝Northern Dancer

3/4 MP＆ND
1/4 非MP＆ND

ここが配合の中核を成しているところに
アグリが早熟のスピード馬ではないであろう
ポテンシャルを感じます。

そしてこういう配合をできるところが
Caravaggioの種牡馬としての価値だと思うのです。
（欧州にはNDクロス馬が多い）

ソダシの全妹ママコチャが
人気してくれれば
JRAプレミアム夏の2歳単勝が
美味しい馬券に！（なるはず…）

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そして宝塚記念に出走する

・ユニコーンライオン

アグリに比べると
配合はやや見劣りますが

全体として
Northern Dancer 7・6・6・5×5・5
という重厚なクロスであるものの

父No Nay Neverが
Mr. Prospector 5・3×4で
母は非Mr. Prospectorという
緩急の構造があり、
ここでスピードを強化、

さらに

Secretariat≒Sir Gaylord　7・6・7×4
（母父High Chaparralが非Secretariat）

ここもNorthern Dancerの重厚さを緩和する
一角を成しているかと。

一方、Northern Dancerクロスをサポートする
Gone West、Kris、Indian Hempの存在は
重視したいところです。

ここにきての充実度は
Northern Dancerクロスの成長力でしょう。
勝ち負けまではともかく、
侮れない存在ではないかと睨んでいます。

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