飛躍の秋へ　ソーヴァリアント＆ヴァトレニ

先週の2歳戦は
ダンテスヴューや
スパイダーバローズといった良血馬が
新馬勝ちを逃し、
フェニックス賞、コスモス賞は
どちらも未勝利馬が勝つという体たらく。

そんな中、新馬勝ちした
モンゴリアンキングは、Kingman産駒で
配合的も気になる存在でしたが
シュネルマイスターよりは見劣るかな
と思ってPOG指名はスルー。

でも、いい勝ちっぷりでした〜。
これはそこそこ走るかも…(+o+)

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一方、秋に向けて2勝クラスの3歳馬は
揃って1人気に応えて特別勝ち！

8/14 小倉・柳川特別 … アリーヴォ
8/15 札幌・藻岩山特別 … ソーヴァリアント
8/15 新潟・三面川特別 … エイシンチラー

圧巻はソーヴァリアント。
ノーステッキで
直線持ったままの大楽勝。

2歳時の失格がなかったら
春のクラシックでも
上位だったかもしれません。

血統もオーソリティ似で

母父シンボリクリスエス
Fairy King
Darius（Sylko≒Darius 7×7）

サンデークロスがない分、
オーソリティより上かも…。

エイシンチラーの末脚も
見どころ十分。

で、上記3頭に加えて
8/14 札幌・札幌道新スポーツ賞を勝った
ヴァトレニ。

父は昨年25歳で種牡馬を引退した
グラスワンダー。

2001年に種牡馬入り後、
2017年（17世代）までは、
毎年50頭前後の種付でしたが
引退前3年は急減。

2001年（02産）189頭（登録149）
│
2003年（04産）124頭（登録89）スクリーンヒーロー
│
2017年（18産）56頭（登録33）ヴァトレニ
2018年（19産）14頭（登録10）
2019年（20産）8頭（登録1）
2020年（21産）1頭（登録？）

ヴァトレニは、
グラスワンダーがBRFに移っての
初年度18産33頭のうちの1頭。

母チアフルスマイルは
グラスワンダーを3回配合。
全姉2頭も中央勝ちですが
初めての牡馬（セン馬！）で
ようやく出ましたね(^_^)

グラスワンダー産駒としては
久しぶりの2勝クラス勝ち馬。

しかも4コーナーで先頭に立つと
後続を一気に離し、
札幌・芝1500ｍを3連勝！

グラスワンダーは
自身の種牡馬現役時に

スクリーンヒーロー
モーリス

と父系を伸ばし、
ディープキンカメの陰に隠れた
名種牡馬でしょう。

晩年、最後の大物が出たかも！？

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話は逸れますが、
グラスワンダーの世代（1995年産）が
日本競馬史上最強の
良血ヴィンテージ世代でしたね。

・グラスワンダー
・スペシャルウィーク
・エルコンドルパサー
・キングヘイロー
・マイネルラヴ

マイネルラヴの
5頭立てデビュー戦に出走した
出資馬マイネルシャンセが懐かしい〜。

私の競馬歴の中では
90年代後期の競馬が
馬も血統も様々で
レースも活気があって
一番面白かったかな〜。

で、この中で父系を残しているのは
事実上グラスワンダーのみ。

スペシャルウィークは
シーザリオを通して
その血は残っていくでしょう。