生粋のオーナーブリーダー

かつてはメジロやシンボリといった
オーナーブリーダーが
自家種牡馬を駆使して
生産から育成まで一貫した体制で
日本の競馬をリードしていましたが
サンデーサイレンスの出現や
外国産繁殖牝馬の輸入ラッシュ、
育成環境や技術の進歩などで
時代は様変わりし、
近年のオーナーブリーダーで
中央での実績を残しているのは

・ノースヒルズ
・ダーレージャパン（ゴドルフィン）
・新冠タガノファーム（八木良司オーナー）

ぐらいでしょうか。

サンデー、社台RHや
ラフィアン、ウインといった
一口クラブも
オーナーブリーダーの一種ではありますが
ここでは別の形態ということで。

で、上記3牧場からは中央実績などで
まだまだ差はありますが、
徐々に頭角を現しつつあるのが

・エスティファーム

ご存じ、島川隆哉オーナーの
自家生産牧場です。

以下、近年の生産頭数。

19産　60頭
18産　70頭　ジョエル（トーセンブライト）
17産　73頭
16産　52頭　トーセンガーネット
15産　65頭　トーセンスーリア
14産　57頭　ハイランドピーク（トーセンブライト）
13産　61頭　ブレイブスマッシュ（トーセンファントム）

生産頭数の割に成績はイマイチですが
そのほとんどが
往年のメジロやシンボリを彷彿させる
父トーセン×母トーセンという配合。

社台グループを除くとその規模は
国内随一ではないでしょうか。

そんなエスティファームですが
ディープキンカメ時代が終焉を迎えつつある今
面白い存在になりつつあるようです。

2歳馬は、既に5頭が中央勝ち上がり。

トーセンヴァンノ（ヴァンキッシュラン）
トーセンキャロル（ヴァンキッシュラン）
トーセンクレセント（トーセンレーヴ）
トーセンサンダー（トーセンファントム）
トーセンシュシュ

中央勝ちの2歳頭数だけなら
ビッグレッドファームと
現時点では同じですが
配合種牡馬や生産体制などを鑑みると
同等以上にも思えます。

注目は地方で
浦和・小久保智厩舎所属の3頭。

ノブレスノア（トーセンブライト）
カイル（トーセンブライト）
ライアン

ライアンはディープインパクト産駒。
3戦2勝で馬格もあるので
芝での走りも気になるところです。

そして一番はノブレスノア。

デビューからここまで無傷の4連勝で
カイルと共に
10/13 川崎・鎌倉記念に出走予定。

母系が

ネオユニヴァース
ノーザンテースト
リアルシャダイ

というのは

ルヴァンスレーヴと同じですし
父トーセンブライトも
ハイランドピークやジョエルで
ダート実績十分。

5連勝で
暮れの全日本2歳優駿の筆頭格となるか
注目の一戦になりそうです。

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2021/09/19 11:52
マクマホン

2021/09/18 12:42
新種牡馬 ヴァンキッシュラン、トーセンレーヴ

2021/09/27 00:07
Perfume（パフューム）曲名馬 ♪