1255件のひとこと日記があります。
2022/09/04 01:20
なみだを馬のたてがみに
なみだを馬のたてがみに
こころは遠い草原に
週刊Gallpoで連載中の「復刻!寺山修司」
今週は有名な
「モンタヴァル一家の血の呪いについて」でした。
80〜90年代に数々の名馬を輩出した
メジロ牧場ですが
メジロドーベルの活躍以降は衰退し、
2011年に解散。
ちなみに
メジロドーベルの祖祖母は
あのメジロボサツ(父モンタヴァル)
父メジロライアンの母母父父は
Mourne(モンタヴァルの半弟)
モンタヴァル産駒の
「悲運」はともかくとして
タニノムーティエが
三冠馬になれなかったのも
父のムーティエが
モンタヴァルの半弟だったから!?
(ムーティエの呪い?)
カントリー牧場も
タニノムーティエ種牡馬失敗後、
低迷期を経て
タニノギムレット、ウオッカを出しながらも
2012年に牧場解散に至りました。
モンタヴァルに関する
様々な「悲運」は
割愛させていただくとして
いや、近年の「悲運」を一つだけ。
ピクシーナイトが
昨年の香港スプリントで
落馬に巻き込まれ骨折した件。
父モーリスの4代母は
メジロボサツ(父モンタヴァル)です。
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私のウイン出資馬にも
この「悲運」らしきことがありました。
(ムーティエの呪い?)
■ ウインオスカー
母のグローリサンディには
モンタヴァルの半弟
・Mourne
・ムーティエ
この2つの血統が5代にあります。
(=Ballynash 6×6)
3歳9月に芝からダートへ転向後、
1年で4勝を挙げ一気にオープン入り。
休養を挟み
5歳の初戦でオープンを快勝。
さらなる活躍が期待されたところで
「鼻出血」を発症。
そこからは
レース中の再発=即引退となるため
十分な調教が出来ずに中央引退。
地方移籍でも結果は出ず
8歳まで試行錯誤を重ねましたが
ファンド解散となりました。
その後、金沢で2勝し、
今も現役は続けていますが
さすがに厳しいようです。
■ ウインベイランダー
モンタヴァルの半弟と半妹
・Mourne
・ムーティエ
・Petite Saguenay
ウインオスカーを上回る
この3つの血が流れています。
ゴールドシップの初年度産駒として
デビュー3戦目で初勝利。
4歳3月に1勝Cを勝ち、
昇級後、2勝Cでは5戦(0.1.0.4)
ここで母シュフルールの
障害5勝の実績を見込んで障害入り。
その障害初戦にレース中の怪我で
一旦、入線したものの
そのまま「予後不良」となってしまいました。
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馬産(≒配合)は
こういう「呪い」のような
非科学的なものとは対極なのですが
競馬の喜怒哀楽を
何となく「血統」と結びつけたくなるのも
脈々と続く競馬(=競走馬)の歴史が
「血統」の積み重ねであり、
そこに係る様々な「人々の営みや想い」が
競走馬の血統表に
込められているからだと思うのです。
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>>Tourbillonさん
アイネスフウジンの母が
テスコボーイ×モンタヴァルでしたから
テスコガビーが繁殖入りしていたら
どういう仔を出したでしょうかね〜。
メジロボサツは今でも母系は残っていますし
メジロドーベルやモーリスも出ましたから
本当に呪われていたのかな?という気もします。
今年POG指名したアブニールドブリエの
半兄ロマンドブリエは
シルク募集でメジロボサツ 5×5
未勝利でした、呪いですかね〜。 -
>>広瀬北斗さん
昨今の日本では
オーナーブリーダーではなく
マーケットブリーダーがほとんどなので
系統繁殖による生産を続けるには
資金的な余力の他に
深い知識と情熱がないとなかなか難しいでしょう。
一口クラブのシステムは
そういう生産(者)の資金源として
上手く活用してほしいものです。 -
Tourbillonさんがいいね!と言っています。
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「モンタヴァル一家の血の呪いについて」
・・・不朽の名エッセーですね。
上記以外にもニホンピローエースやナスノコトブキ等不運に泣いた馬がいますが、何と言ってもテスコガビー(母父モンタヴァル)に尽きると思います。
テスコガビーが繁殖入り出来ず調教中に死去した時、「あぁ、まだモンタヴァルの血の呪いは生きていたのか!!」と呆然とした記憶があります。
史上最強牝馬と固く信じているガビーが繁殖入り出来なかった事は、日本競馬史上最大の悲劇の一つだと思います。 -
メテオさんがファイト!と言っています。
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広瀬北斗さん
昭和の血筋を「脈々と」繋げそうなのはダイナカールだけかもしれませんが、「細々と」でも構わないので少しでも多種の血筋が残って貰いたいものです…
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広瀬北斗さんがいいね!と言っています。