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2024/07/19 11:29
エフフォーリアが担う責務と大いなる可能性
先日のセレクトセールで
個人的に注目していたのは
エフフォーリアの初年度産駒6頭の動向。
(すべて牡馬)
12000 リッスンの2024(Sadler's Wells)ノーザンF
7800 チャイマックスの2024(Congrats)ノーザンF
4900 カゼルタの2024(ハービンジャー)ノーザンF
5200 シーソルティキッスの2024(キングカメハメハ)田上徹
4800 ヒラボクウィンの2024(ワイルドラッシュ 辻牧場
3600 ダイワドレッサーの2024(ネオユニヴァース 矢野牧場
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エフフォーリアは
単にエピファネイアの後継種牡馬のみならず
今後の日本産馬の配合の方向性を占う意味で
非常に重要な血統背景を有する種牡馬。
エフフォーリアは
サンデーサイレンス 4×3
社台SSの種牡馬では唯一となる
サンデーサイレンスのクロスを持つ種牡馬。
そしてサンデーサイレンスを内包する
繁殖牝馬との配合で
3/4 サンデーサイレンス
1/4 非サンデーサイレンス
という配合パターンが可能。
例えば
ディープインパクト牝馬との配合では
サンデーサイレンス 5・4×3
3×3(25.00%)
4×3(18.75%)
血量はこの中間となる血量21.88%
4×3よりも濃く、
3/4サンデーサイレンスの配合パターンで
血統的な影響力の発揮にも期待。
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さらにエフフォーリアの配合メリットは
ディープインパクト
キングカメハメハ
Mr. Prospector
近年の日本の二大主流血統や
北米を代表する血脈を内包せず
欧州の主流Sadler's Wellsも
1本のみで
父となれば5代に下がります。
そして祖父、祖母は
非Northern Dancer
Northern Dancerも
5代ではアウトクロスに。
この観点からは
アウトサイダーとまではいきませんが
配合の自由度は比較的高く
懐の深い種牡馬ではないかと。
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初年度(2023年)の種付頭数は
198頭で第5位。
キタサンブラック 242頭
コントレイル 211頭
マインドユアビスケッツ 211頭
サートゥルナーリア 201頭
エフフォーリア 198頭
チュウワウィザード 193頭
ルヴァンスレーヴ 185頭
サリオス 176頭
ウィルテイクチャージ 174頭
オルフェーヴル 172頭
現役2-3歳時の競走成績の比較なら
ディープインパクト(8戦7勝、無敗三冠)
コントレイル(8戦7勝、無敗三冠)
イクイノックス(6戦4勝、天秋、有馬)
エフフォーリア(7戦6勝、皐月、天秋、有馬)
ほぼ同格でしょう。
種付料は破格の安さではないかと。
2023:300万円
2024:400万円
一定数の繁殖牝馬を集めているので
配合の親和性が高いとすれば
初年度産駒から
一気に台頭する可能性も十分あります。
過剰人気のコントレイルよりも注目すべきで
リーディングサイアーの可能性すら秘めた
種牡馬ではないかと睨んでいます。
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>>かぎしっぽさん
仰る通り、祖母ケイティーズファーストの傍流的なところに加えて、Relance、ポリック 4×3という頑強マイラー的なクロスもあり、この部分で馬体の緩さを抑えて、北米血統との親和性にも貢献すると思います。
エフフォーリアもコントレイル同様にPOG指名馬だったので、どういう産駒を出すのか楽しみです(^^) -
かぎしっぽさん
エフフォーリアは祖母ケイティーズファーストが父クリスと母父ノノアルコが大系統を築いたレイズアネイティブ、二アークティックのミスプロ、ノーザンダンサーを経ていない傍流である点も配合のスパイス的な役目をしている様に思います。
そのお陰で自身の配合に何か懐の深さの様な物を待たせられていたら、それがスイートデルマー90さんの仰る親和性に繋がるのかなと思います。
3歳時の能力の煌めきは凄かったので、総合力・完成度の高さを受け継ぐ産駒を期待したいです。 -
かぎしっぽさんがファイト!と言っています。
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かぎしっぽさんがいいね!と言っています。