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2024/07/28 18:16
稀少なピッチ系種牡馬、インディチャンプのチャンス!
近年の日本の競馬(≒馬産)は
ディープインパクトのような
しなやかなストライドで
長くいい脚を使うタイプが主流ですが
よりストライド(完歩)を伸ばすために
馬体が大型化すると
動作がダイナミックになる反面、
加速には距離を要するので
スローの瞬発力勝負になると分が悪く
またスタートで位置取りを悪くすると
脚を余すことが増えているような気がします。
(ゆえに好位の競馬が必須)
特に2-3歳の芝・中距離戦。
少頭数では強い競馬をしても
上のクラス、多頭数で
位置取りが悪くなったり
逃げ馬不在のスロー決着で
瞬発力のある馬に隙を突かれる。
人気馬の信頼性が揺らいでいるのは
上記に起因すると考えています。
一方、いくらしなやかでストライドが伸びても
筋力(≒パワー)がないと完歩は伸びず
さらに持久力(心肺能力など)がないと
後方に置かれたまま終いも伸びません。
クラシック終了後の3歳未勝利戦では
瞬発力のある馬が
ほとんど勝ちあがっているので
先行馬優位の消耗戦が多い印象。
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ディープインパクトを頂点とし、
ハーツクライやスペシャルウィーク
シンボリクリスエス、トニービンなど
ストライド偏重気味の日本ではありますが
それらを相手に強い競馬をしたのは
オルフェーヴル(ドリームジャーニー)
エルコンドルパサー
キングカメハメハ
グラスワンダー
これらの名馬は
どちらかというと俊敏なピッチで
一気に抜き去り、突き放す走りで
それぞれが一時代を築きました。
凱旋門賞に参戦した日本馬でも
ピッチのほうが結果を残しています。
ピッチ走法の欠点は燃費が悪いのですが
上述の名馬のように
それを補う筋力で完歩を伸ばしたり
強い心肺能力で耐え凌ぐことで
巡行ストライドよりも強く安定した走りを
繰り出せるのではないかと思います。
(そしてオルフェーヴルのように柔らかければ…)
本当に強い馬は
ストライドではなくピッチ!
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エピファネイア
キズナ
キタサンブラック
ドゥラメンテ
そして
スワーヴリチャード
近年の上位人気種牡馬の多くが
ストライドです。
コントレイルも
こちらのグループかな〜。
BMSを見ても
ディープインパクト
シンボリクリスエス
クロフネ
ハーツクライ
ここ数年のクラシックが混戦気味なのは
これが要因ではないかと。
ストライド×ストライド
こういう配合から
強い馬は出ないと思います。
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ピッチ系種牡馬の筆頭だった
キングカメハメハの後継は
今のところロードカナロアのみという印象。
オルフェーヴルは
祖父サンデーサイレンスと
ノーザンテーストの強いクロスの関係で
内国産の繁殖牝馬の多くとは配合が難しく、
また小柄な産駒も多いので
思ったほど結果を出せていない印象。
で、個人的に注目しているのが
インディチャンプ
Stallions in Japan 2024 動画
↓
https://www.jrha.or.jp/stallion/horse/?name=Indy_Champ
同じステイゴールド産駒ですが
オルフェーヴルよりも馬格はあり
母父キングカメハメハ
母母トキオリアリティー
どちらもピッチでパワーがあり、
さらにトキオリアリティーの母系は
大きな馬格を伝える傾向もあります。
スピード寄りの配合ですから
自身の適性はマイルまででしたが
キングカメハメハぐらいの馬格があったら
恐らくクラシックで活躍できたかと。
そこが父ステイゴールドにも似ている印象。
ゆえに配合相手次第で
距離延長にも十分対応できると睨んでいます。
(特に牝馬のほうが優位かも…)
種付料120万円は
破格の安さではないかと!
しかも供用は、社台SSではなく優駿SS
日高の生産者にとっては
千載一遇のチャンスではないでしょうか。
母父シンボリクリスエスはニックスかも!?
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広瀬北斗さんがいいね!と言っています。
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>>かぎしっぽさん
Meadowlakeの父Hold Your Peace(=フレンチデピュティの母父)の母Blue MoonはNothirdchanceの
・Blue Larkspur
・Sir Gallahad
・High Time
この組み合わせと同じなので Blue Moon≒Nothirdchance 2×3 という強いクロス(影響力)を持ちます。
Hail to Reasonが伝える北米的なスピードの根源はこの部分。
で、サンデーサイレンスがこれらの血統と相性がいいのは明らかでハーツクライ(やジェンティルドンナ)が持つRevokedも同様の組み合わせです。
リアルインパクト(やネオリアリズム)が現役時、そして種牡馬として思ったより成功しなかったのは、自身の馬格が大きすぎて器用さに欠ける上に成長と共に硬さが出てしまったからではないかと思います。 -
かぎしっぽさん
メドウレイクの3代母がヘイルトゥリーズンの母なんですね。
血統表的な距離感は遠くとも、何かの結び付きに一役買っているのでしょうか?(^^)
プリンスキロの直系なので母方に入って(潜んで)良いのだと思います。
ネオリアリズムは案外胴が長かった印象がありますが、その辺がプリンスキロ由来なのかもと考えると面白いです。
オルフェーヴル、エルコンドルパサー、グラスワンダー、脚の回転が早くて機動力があり、中山程度の坂は全く苦にしない、そんな馬たちでしたね。
強く素早く動けるのは大きな武器ですね。 -
かぎしっぽさんがファイト!と言っています。
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かぎしっぽさんがいいね!と言っています。