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2025/01/26 12:20
小倉牝馬S フェアエールングとオカノブルー牝系の存続
昨日の小倉牝馬Sは
フェアエールングと
シンティレーションの1着同着
7人気で勝ったフェアエールングは
2021年のラフィアン募集馬(14万円×100口)
ラフィアンの平地古馬重賞勝ちは
2021年のマイネルファンロン(新潟記念)以来。
ゴールドシップの産駒は小倉巧者で
(そして牝馬が良く走ります)
3着コガネノソラもゴールドシップ産駒。
フェアエールングは
ラフィアンのベテラン会員さんには馴染み深い
オカノブルー牝系の出身。
2000年前後の
ラフィアン全盛期を支えた名牝系で
今でも数少ない後継繁殖牝馬から
マイネルチケット
マイネルメモリー
を輩出しています。
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ラフィアンに限ったことではありませんが
日本の生産者は
こういう名繁殖牝馬を維持するための
「名牝クロス」には消極的な印象。
名牝クロスの代表的な例としては
Seattle Slewの母My Charmer
⇒ Striking、Busher 3×3
(La Troienne 5×5)
エルコンドルパサーの母サドラーズギャル
⇒ Special、Lisadell 3×2
そして配合の歴史的に
最も有名な名牝クロスは
Hyperion、Pharamond、Sickleの母Selene
⇒ Pilgrimage 3×4
こういう強いクロス配合は
競走馬としては
何らかの影響が懸念されるので
マーケットブリーダーが
敬遠するのは理解できますが
ラフィアンのように一口クラブを通しての
実質的なオーナーブリーダーであれば
優秀な繁殖牝馬を残すためには
必要な手段ではないかと。
ただ牝馬クロスを成立させるには
種牡馬を輩出しないと不可能。
残念ながらオカノブルー系から
種牡馬は出ていませんが
個人的にチャンスがあったと思うのは
マイネルブライアン
G1勝ちはありませんが、
父は名種牡馬ブライアンズタイムですし
自身は非Northern Dancerで
オカノブルーの血を残すための
配合種牡馬としては
いい血統背景だと思います。
2005年引退ですから
そのまま種牡馬入りしていれば
2006年種付(2007年産)が初年度。
オカノブルー 3×2、3×3
この配合が現実的に可能でした。
例えばフェアエールングの母
マイネポリーヌに
マイネルブライアンを配合すると
┌ ブライアンズタイム
┌ マイネレーベン(母オカノブルー)
(非Northern Dancer)
■
└ スペシャルウィーク
└ マイネミレー(母オカノブルー)
オカノブルー 3×3
Hail to Reason 4×5
マルゼンスキー 3×4(母系)
いい繁殖牝馬になったんじゃないかな〜。
決して机上の空論ではないと私は思います。