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2025/07/26 12:09
今週はコスモヴューファームツアーのようですが…
来週8/1から始まるウイン2025募集を前に
7/25-26はCVF見学ツアー開催。
ひがな一日、広大な牧場で
好きな馬を見ながらのんびり…であれば
とても楽しめると思います!
(一度、行ってみたいな〜)
一方、将来のオープン馬を…と意気込んでは
多分空振りに終わる(疲れる)と思います。
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以下、ウイン現体制以降の
コスモヴューファーム(以下、CVF)生産馬の
獲得賞金別の頭数。
左から生年、生産(頭)
2000万円以上獲得(頭)
5000万円以上獲得(頭)-重賞勝馬(頭)
年 頭
24 28
23 46
22 29 0 0(3歳)
21 33 4 0(4歳)新坂路導入
20 41 8 4
19 30 8 3-1 ウインマーベル
18 36 9 4
17 37 16 8-5(■8歳)ゴールドシップ初年度産駒
16 30 4 0
15 39 8 3 ステイゴールド最終世代
14 38 5 3-1 ウインブライト
13 35 9 3-1 ウインムート
12 36 9 4-1 ウインガニオン
11 29 5 4
10 21 1 1 現ウイン初年度世代
2000万円獲得で概ね1〜2勝C以上
5000万円以上なら3勝C〜オープン
■はウインマリリンなど重賞5頭!世代
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ウインマーレライ(2011)
ウインフルブルーム(2011)
ウインプリメーラ(2010)
この3頭の重賞勝ち馬は
ビッグレッドファーム生産馬。
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かつてのCVFなら
各世代から3〜4頭はそこそこ走り、
さらに重賞勝ち馬も出ましたが
2021/10、CVFの移転以降、
全く別の牧場と化してしまいました。
その原因のひとつは
新しく導入された急勾配の新坂路。
明らかに運用が迷走している印象で
1〜2歳の初期段階〜成長期の育成に
大きな影響を与えているかと。
ただ、それだけでもないと思います。
もっと深刻な問題が…。
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CVF移転前の10年、ウインを支えたのは
ステイゴールド
スクリーンヒーロー
そして
ゴールドシップ
この3頭の種牡馬(産駒)でしょう。
ステイゴールド、スクリーンヒーローは
その後、種牡馬から退き、
残るゴールドシップが頼みの綱。
CVFでは現3歳まで6世代、
27頭生産しましたが
2000万円以上獲得馬8頭のうち
母イクスキューズ … 3頭
母コスモマイルール … 2頭
また上記8頭全てが
1/4非Northern Dancer配合
で、それ以外は
ほぼ不発に終わりました。
(特に4世代目以降は全く走っていない)
端的に言えば、これがCVFの
配合の「実力(≒知識)」なのです。
ノーザンファームは
確かに良血種牡馬揃いで
繁殖牝馬の質もいいですが
それ以上に
確固たる「配合」のノウハウがあり
種牡馬、繁殖牝馬の導入、選択には
明確な意図(配合)が感じられます。
ゴールドシップは
日高、BRF供用にもかかわらず
初年度から2世代連続で重賞勝ち、
そしてG1勝ち馬をも輩出した
素晴らしい種牡馬です。
4歳世代からは
宝塚記念のメイショウタバルも出ました。
そんなゴールドシップの実力を活かしきれない
CVFの配合レベル(ノウハウ?)では
恐らくベンバトルとて同様ではないかと。
ウインブライトとゴールドシップでは
余りに格が違いすぎます。
中央1〜2勝でいいのなら別ですが…。
(にしては、価格が高い!)
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・新坂路
・配合
ノーザンファームのように
大きな組織になると
同様の失敗は
即座に経営を揺るがす大事態になります。
もの凄いプレッシャーでしょうし、
様々な情報、データを精査した上での
経営判断を迫られていると思います。
恐らく配合についても
感覚や経験測だけではないでしょう。
(血統に深く精通した人材もいるはず…)
前々回のひとこと日記で記した
「ウインの1/4非Norhern Dancer配合馬」
過去5世代で
これだけの明確な結果が出ているのです。
私が示したデータは
決して馬産のプロ、素人関係なく
誰もが集計できる客観的な「事実」です。
いずれにせよ、
この2つの大きな課題を解決しない限り
CVF(≒ウイン)の低迷は
当分続くのではないかと思っています。