1317件のひとこと日記があります。
2025/11/25 21:26
ジャパンカップ 社台SSの2026年種付料発表
社台SSの2026年種付け料が発表されました。
https://shadai-ss.com/wp/wp-content/uploads/2025/11/SSS_26JULwPT_ListP5qDWdtL02.pdf
最高額は2500万円
キタサンブラック、イクイノックスの父子。
他のサンデーサイレンス直系は
ディープインパクト系
2000 キズナ
1800 コントレイル
ハーツクライ系
1200 スワーヴリチャード
1000 ドウデュース
2025年はキズナと
キタサンブラック、イクイノックスが
同額の2000万円でしたが
これで名実ともにサンデー系の分岐は
ブラックタイド系が主流ですね。
- - -
父系を繋いできた種牡馬は
ランキング上位の成績とは別に
G1を複数勝つような
稀代の名馬を必ず輩出しています。
ブラックタイド
└ キタサンブラック
└ イクイノックス
ディープインパクト
└ コントレイル
ステイゴールド
└ オルフェーヴル
キングカメハメハ
└ ドゥラメンテ、ロードカナロア
パーソロン
└ シンボリルドルフ
テスコボーイ
└ サクラユタカオー
└ サクラバクシンオー
痛恨は最も重要な後継を失った
Roberto系のこの2頭。
リアルシャダイ
└ ライスシャワー
ブライアンズタイム
└ ナリタブライアン
一方、後継を残せなかった名種牡馬といえば
やはりノーザンテーストでしょうか。
突出した産駒がいなかったり
牝馬に名馬が多いタイプの種牡馬は
後継を残せない傾向に…。
クロフネ
スペシャルウィーク
この観点では
ロードカナロアやディープインパクトの
父系存続はやや微妙かも…。
- - -
一方、名馬誕生で人気種牡馬になると
繁殖牝馬の質(=競走成績、産駒実績)は向上しますが
自身を上回るような
名馬を輩出する可能性は減少する傾向に。
字面では良血でも
配合的には…ということです。
さらに種付け料の高騰で
資金的に余裕のない牧場には
その血が広がることはなく
配合もより無難で保守的になるので
血統的な多様性は
むしろ制限されてしまいます。
(=偶然の大物が出る確率が下がる?)
オルフェーヴル(母父メジロマックイーン)
キタサンブラック(母父サクラバクシンオー)
モーリス(母父カーネギー)
いずれも父は
社台グループ生産馬でしたが
社台SSではなく日高供用の種牡馬です。
それでもノーザンFが凄いのは
圧倒的な繁殖牝馬の頭数(≒多様性)と
的確な配合にあると思います。
レガレイラとアーバンシック
血統的には全く同血のこの2頭。
スワーヴリチャードでこの配合は
確固たる配合の根拠(理論)がないと
まずできないかと。
- - -
上記を踏まえて
今週のジャパンカップ。
タスティエーラは
サトノクラウン産駒では
唯一無二のG1馬で
違う次元の1頭かもしれず
この馬の潜在能力はまだ侮れないかと。
キングカメハメハ系は
芝〜ダート系まで分岐は広いですが
父系存続の主流は
まだ定まっていない感じがします。
ドゥラメンテは
マスカレードボールがどこまで強いのか、
今回の走りは要注目です。
(あっさり勝つのか、負けるのか…)
そしてレイデオロ。
3代母はウインドインハーヘア。
ディープインパクト(父子で無敗の三冠)
ブラックタイド(サンデー系後継の源流)
もしかしたらキンカメ系存続の
第三の矢を放つかもしれません。
社台SSのキンカメ系種牡馬では
最安値の種付料200万円。
サンデー系同様に
レイデオロのような傍流から
次世代を担う名馬が出るかも…。


