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2017/10/20 00:01

鬼ノ城攻め その1

雨続きの中休み、約9年ぶりに鬼ノ城へ行って来ました。

鬼ノ城は、岡山県総社市の鬼城山に築かれた古代山城で、7世紀後半頃、白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した倭(日本)が、国土防衛のために西日本一帯に築いた城のひとつと言われています。

構造としては、鬼城山の頂上部分を鉢巻状に土塁や石垣などで約2.8kmに渡って取り巻いており、4か所の城門、6か所の水門などが確認されています。
また西門と角楼、それに続く土塁・石垣・敷石などが復元されており、なかなか見応えがある城です^^

今残っている鬼ノ城は大和朝廷が築いた城なんですが、元々ここには城があったと言われ、「温羅伝説」の地として知られています。
温羅(ウラ)とは鬼の事で、この地に住み着いた温羅を、吉備津彦命が三人の家来と共に退治したという伝説で、桃太郎伝説の元になったと伝わっています。
しかし、本当のところは、温羅とは朝鮮半島から流れてきた渡来人で、この地方に製鉄の技術を伝えるなど、非常に友好的であったとも言われ、全国支配のため温羅を討った大和朝廷が、人心掌握のために吉備津彦命をヒーローに仕立て上げたのが桃太郎伝説だとも言われています。

1枚目:展望デッキから見た西門。4つある門のうち、西門のみ復元されています。
2枚目:西門越しに総社盆地が見渡せます。

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