新たなる旅立ち。

某日

美浦トレセン、障害馬専用厩舎（もちろん、こんなものは無いww）の出口を出て行くオジュウチョウサンの姿が・・・
オジュウチョウサン（以下：オ）「フッ、今日の朝日はやけに眩しいぜ(-。-)y-゜゜゜」
厩舎の影から声をかける馬が・・・
アップトゥデイト（以下：ア）「オジュウ、お前本当に行くんやな。」
オ「アップさん・・・えぇ、時代が俺をほっといてはくれないんですよ。　　　　それにＪＲＡも^^」
ア「まぁ、ＪＲＡは何とかしてヒーローを作りたいやろからな(^^;)それにしても、平地転向とは思い切ったもんやなぁ・・・満明さんも本気で引退撤回を考えたらしいでww」
オ「アップさんも『これで障害王の座は再び俺様のもの』なんて思ってんでしょ？」
ア「ア、アホ！そんな事・・・ちょっとしか思ってへんわ(^^;)」
オ「まぁ、冗談はさておき、アップさんが言いたい事はよくわかってます。この先は茨の道です、きっと。」
ア「あぁ、人と違った道を進むのは、想像以上にしんどい事やからな。でもな、お前は障害王や！この先、どんなに高い壁が立ちはだかろうとも、楽々越えていけるはずや。俺はそう信じてる！！」
オ「柵や生垣はともかく、壁まではちょっと(^^;)」
ア「落ちこぼれの集まりなどと揶揄されている、俺達障害馬の名誉のためにも、絶対に負けんなよ！」
オ「ハイッ！！」
ア「エエか、次にお前がこの障害馬専用厩舎（しつこいようだが、こんなものは無い）に帰って来るのは、負けた時やない、平地で結果を出して凱旋する時だけや！！」
オ「ハイッ！！」
ア「よし！もうエエ、あとは胸張っていけ・・・（泣いてまう前に）」
オ「ハイッ！！アップさんもお元気で！」


そして、７月７日　福島競馬
実況「オジュウチョウサンです！最後は抑えて３馬身差の圧勝劇！歴史的勝利です！」

ア「オジュウの奴、やりよったな。ホンマ、大した奴やで^^　　　　　で、さてと、誰か大障害を勝ちたいジョッキーはおらんか？俺の背中、空いてんで〜」

５００万特別とはいえ、新たな歴史の１ページを開いたオジュウチョウサン。
オジュウのジュウは重賞のジュウ、チョウサンのチョウは挑戦のチョウ。
オジュウチョウサンの挑戦は、まだ始まったばかりです。