275件のひとこと日記があります。
2012/09/28 22:08
オルフェーヴルのデビュー戦。
オルフェーヴルのデビュー戦。
TVで観た訳でも、もちろん、現地で観戦した訳でもないが、とても良く覚えている。
このレースは、僕にとっては、大逆転の勝利だったのだ。
2010年8月14日・新潟5R、このレースを心待ちにしていた人は、かなりいたのではないだろうか?
このレースでデビューする、栗毛のステイ産駒に、現在の姿を予想する事は、誰にも出来っこなかっただろうが、前年の春秋GPホース・ドリームジャーニーの全弟というだけで、十分に期待度は高まっていた。
この日、僕は、お盆休みを取って、実家へ帰っていた。朝から、嫁さんの親戚を回り、昼過ぎから、自分の実家へ移動する事になっていた。
車に乗って、すぐラジオを点けた。競馬中継をやっているラジオ関西では、新潟のレースは、特別戦以上しかやらない事は知っていたが、とにかく、結果だけでも知りたかった。
まさにその時、ラジオは、新潟5Rの結果を伝えていたのだ!
が、少し遅かった。アシスタントの女性は、ほんの少し前に、勝ち馬の名を告げており、今は、淡々と馬番と配当を読み上げていた。僕は、オルフェーヴルの馬番を知らなかった。
そして、最後に彼女は、衝撃的な発表を付け加えた。
「このレースで、落馬負傷した池添謙一Jは、この後の6Rで、江田照男Jに乗り替わりとなります。」
目の前が、真っ暗になるのを感じた。
運転中である事を思い出し、正気に戻ったものの、とても冷静にはなれなかった。
「落馬って、ふざけんな、池添!何してくれとんねん。クソガキが!・・・」
本来は、感謝されるべき勝利ジョッキーに、僕は、心の中で、思いつく限りの悪態を付いていた。
その日は、色々と忙しく、レース結果を確認する暇がなかった、いや、確認するのが怖かったのかも知れない。
レース結果を知ったのは、翌朝のスポーツ新聞だった。
「1着 5枠8番 オルフェーヴル 池添 1.37.4」
「?????」
まさに、キツネに摘まれた、いや、キツネとタヌキに同時に摘まれた気分だった。
そのカラクリは、自宅に帰って、初めて知る事となる。
池添Jには申し訳ないが、
「そんな事があったんや。さすがステイ産駒!おもろ過ぎるやろ、見てみたかったわ。」
というのが、その時の正直な感想だった。
そして、その、僕のささやかな願望は、三冠達成直後に叶う事となった。
-
ゲストさんがファイト!と言っています。
-
ジンセイウマナリさん
でも、あの落馬が、もしもゴール前の事だったら・・・と考えたら、ゾッとしますね^^
-
はなりんさん
「オルフェーヴルのデビュー戦」日記、最高!
めっちゃ笑ってしまいました〜^^
楽し〜!! -
しぃ。さんがいいね!と言っています。
-
旅はまだ終わらないさんがいいね!と言っています。
-
エリエリさん
こんばんは。
ここに来て娘さんダウンですか…。
父親として心配でもあり、オルフェも気になる…心中複雑だと思います。
ジンセイウマナリさん、気合入れて楽しみになさってたから余計辛いでしょうね。
娘さんの状態が早期回復してくれる事を願うばかりです(願) -
ジンセイウマナリさん
チッキーさん
ステイ板にも書き込みましたが、娘がダウンしてしまい、出発できるか微妙になってきました(汗)ここまで導いてくれた競馬の神様に、急にそっぽを向かれた気分です・・・
チッキーさんも、お気を付けて行ってきてください。
黄金伝説さん
いつも楽しい日記を、有難うございます。
パドックで暴れるオルフェーヴル、可愛い絵ですね^^今の彼を想うと、どことなく、暴れ方にも気品がある様な・・・ただの金髪コンプレックスかも知れませんが(苦笑) -
黄金伝説さん
あははは、自分も少し前にオルフェーヴルのデヴュー戦を思い起こして、絵日記にして投稿しましたが、成る程、それは大変でしたね。
やきもきした気分を翌朝まで引き摺って、でも真相が判明した後の爽快感、よく伝わりました。
フランスへの黄金旅程、どうか目一杯、楽しまれんことを!! -
チッキーさん
こんにちは
そろそろフランスへ旅立っているころでしょうか?
お気をつけて行ってらっしゃいませ(^-^)/
有力馬が故障や伝染病?などどで次々回避されていますが、ここまで順調に進んでいるだけで素晴らしいです。
そして、私もこれから北海道へ
行ってきまーす! -
ジンセイウマナリさん
オルフェーヴルは、本当に色んな意味で、私達の想像や常識を超えてくれる馬ですね^^さすがは、「あの」ステイの仔です(笑)
凱旋門賞まで、1週間を切りました、彼はきっと今回も、想像を超えるのでしょうが、それが、良い方であることを祈っています。