ニューヒロイン誕生。

８月２７日（火）　函館競馬場

須貝調教師（以下：須）「よう、リヴェール。調子はどうや？」
レッドリヴェール（以下：レ）「あっ、センセ。うん、調子はイイよ。でも、何かやる気が出ないんですぅ。」
須「そうか、まぁ、しゃあないわな。新馬戦から間が開いたからな。」
レ「それに天気もイマイチだしぃ。」
須「まぁ、そういう事もあるかと思って、今日は特別講師を連れて来たんや。」
レ「特別講師？」
ゴールドシップ（以下：ゴ）「おはよう！やる気が出ないなんて言ってるのはキミですかぁ？そんな事言ってる場合じゃないですよぉ、油断してるとあっという間に桜花賞ですよぉ。夏を制する者がクラシックを制す！つまり、いつやるの？今でしょ。」
レ「う、うざっ・・・」
須「おい、シップ、真面目にしたってくれや。」
ゴ「スマンスマン。最近の天気と一緒で、何やハッキリせんから、ついな。」
須「お前、リヴェールとは親戚筋なんやから、気合入れたってくれや。」
ゴ「おう、俺の可愛い妹分やからな。」
レ「シップ兄ちゃん、お願いしまぁす。」
ゴ「あほか！お前のその軽さがあかんねや。最終週でこの天気、馬場は荒れ放題や。そんな軽さで男どもに勝てるか！ちょっと来い！」

１時間以上経過

レ「須貝センセ・・・」
須「ど、どないしてん？何されたんや？」
レ「一昨年の皐月賞のビデオ見せられて、そのあと永遠自慢話・・・疲れた。」
ゴ「おいっ！まだ終わりやないで。」
レ「センセ、助けてくださぁい・・・」
ゴ「それや、その軟弱さを直さんとあかん。来い！」
レ「あれ〜」
須「大丈夫かいな（汗）」

更に１時間以上経過

レ「おら、先公！」
須「どぁ〜！な、なんやそりゃ？長いスカートにケバい化粧、パーマかけて、それにチェーンまで持って・・・」
ゴ「先生、これでなめられへんでしょ^^」
レ「次のレースは、ぜってーに負けねぇから、ヨ・ロ・シ・ク！」
須「シップ、お前の中の不良って、古過ぎへんか？こりゃ、三原じゅん子か高部知子やで・・・」
ゴ「えっ？そうか？」
レ「先公！調教、ヨ・ロ・シ・ク！」

こうして昭和風「不良少女」となったレッドリヴェールは、超不良馬場など物ともせず、札幌２歳ステークスを制したのでした。メデタシ、メデタシ。