ホント、心臓に悪いです（苦笑）無事に本番を迎えてくれよ！

９月４日　エーグル調教場

オルフェーヴル（以下：オ）「ふぁ〜、おはようっす、ねぇさ、いや、兄さん。」
ブラーニーストーン（以下：ブ）「あら、おはよ。もぅ、大欠伸しちゃって、しっかりしなさいよ！」
オ「そのしゃべり方、誰かに似てるんやよなぁ・・・あっ、半沢直樹の黒崎や！」
ブ「あら、そうかしら？愛之助さんみたいだなんて、光栄だわ。」
オ「って言うか、マツコデラックスかな？」
ブ「何か言った？」
オ「い、いえ、何も・・・って、兄さん、朝から元気っすねぇ。」
ブ「あたりまえじゃないの、何たってパリよ、花の都パリ！テンション上がるわ〜^^　で、なに、あんた元気ないの？」
オ「は、はぁ、まだ時差ボケが治ってないみたいで、頭がボーとしとるんですワ。」
ブ「マジ？そんなんでホント大丈夫なの？あたしも忙しい中、わざわざフランスまで帯同してきてあげてるんだから、調子が悪いじゃすまないわよ。」
オ「なんかスンマセン。」
ブ「頼んだわよ、よろしくね。（黒崎検査官風に）」
オ「・・・兄さん、お願いがあるんですが。」
ブ「な、何よ？」
オ「そろそろ、マジで気合入れたいんで、俺に、闘魂ビンタをお願いします。」
ブ「猪木のやつ？」
オ「はいっ！」
ブ「わかったわ、いくわよ・・・１、２、３、ダー！」

バキッ！

オ「どぁー！　に、兄さん、グーですやん。しかも、後ろ脚やったでしょ。」
ブ「グーって、じゃぁ馬のパーって何なのよ？」
オ「・・・あっ、そうか。当然蹄鉄も付いてるし。　って、それにしても、後ろ脚はないでしょ。」

そこに池江調教師（以下：池）登場

池「おいっ！どないしたんやオルフェ！鼻から血が出とるやんけ！」
オ「い、いや、先生、これは何でもないねん、ちょっとふざけてたら・・・」
池「いや、これはえらいこっちゃ。おいっ、獣医に連絡や！今日の追い切りも中止！」
オ「せ、先生・・・あ、あかん、ホントの事言える雰囲気やないわ・・・」
ブ「し、しーらない。」

こうして、オルフェーヴルの１週前追い切りは延期となりました。
幸運にも、鼻の傷は浅く、影響は少なそうですが、本当の事を知った池江調教師によって、オルフェーヴルの鼻に、もうひとつ外傷が刻まれた事はマスコミにも知らされる事はなかったのでした。